前回の記事で音楽スタジオでの練習方法紹介をお約束したので、続きを掲載。
どーも約束は守る漢の中の漢、ことJ太郎です。
ちょっと待て、いやいや歌の録音って無理に決まってんじゃん。自宅でそんなに大きな声出せないよ。じゃあカラオケ行くか…って人はちょっと待ってほしい。
音楽スタジオを使わない人は人生の半分損してる!!
すまん、それは言い過ぎかもしれん。
でも、歌が好きな人でスタジオを使わない人はマジで歌人生の3分の1くらいは損してると思う。
スタジオとは防音設備の施された総合音楽施設で、自宅では練習しにくいエレキギター、ベース、ドラム、サックス等を練習できる場所だ。
カッコイイでしょ!?テンションあげぽよ↑↑でしょ!?
では普通音楽スタジオを使う人のイメージはどんな人を思い浮かべるだろうか?
ギターケースをしょった冴えない大学生、レザージャケットを着たイカつめのおっちゃん、ブリーチで痛みきった髪を振り乱す兄ちゃん(マスク着用)…すまん全部僕の友人だ。
ま、普通楽器の練習場所・録音場所ってイメージだよね。でも歌が上手くなるために音楽スタジオってのはめちゃくちゃ使える。
カラオケとどこが違うのか?
「スタジオで一人で歌うってのは一人カラオケとどう違うのかね?」こんな質問が飛んでくるでしょうよ。
これはもう明確に違います。
まず安い。
大抵のスタジオは僕のようなボッチ勢が一人で練習できる個人練習料金を設定している。
僕の通うスタジオは普通に練習すると1時間400円、立地にもよるが個人練習の料金平均は500円ってところだろう。ワンコインである。
カラオケの場合、都市部かそうでないかでだいぶ料金が変わるがとあるヒトカラ専用のカラオケ店料金表を見てみると月~木料金ですらなんと30分230円+1ドリンク…金曜日の夜にちょっと歌の練習してぇと思ってお店に行きメロンソーダフロートを頼んでしまった日には合計1500円超えてしまう。
その点スタジオは水筒持ち込み可能。硬派だ。
カラオケ店のマイクエフェクト
次にカラオケは歌にエフェクトがかかりまくっている。
例えるならばかき氷にシロップ、練乳、フルーツとほぼ全部載せ状態だ。
そりゃそうだ、カラオケはいかに気持ちよく歌えるかを考えて設計されている。ましてあの狭さである。
お風呂で歌って俺上手いかも!?って思っちゃうのと同じ現象が発生する可能性があるということ。
こんなぬるま湯に浸かっていてはカラオケでは上手いけどライブは微妙…それはあたりまえなのである。
それに対し、スタジオはほぼ氷だけで勝負しなければならない。どれだけ美味しい水から作り出した氷なのか、そこのみで勝負する。硬派にもほどがあるぞ!
自分の下手さに向き合い、いつか来る舞台に備える。。。なんか修行僧のようになってしまったが結局ぬるま湯に浸かっていても歌は上手くならないのだ。
一人でも恥ずかしくないもん!
そして一人カラオケがどんなに浸透しようとあの明るい店内でボッチがあうあう言っていると結構キツイ。
ところが、音楽スタジオは薄暗くてそんなにピカピカしてない。しかも楽器練習の人も個人練習しているから一人練習は普通なのだ。
考えてみてほしい、趣味を聞かれた時に「一人カラオケです」なんて言うと「そうすか…」としか返ってこないだろうが、「スタジオでボーカルのプラクティスしてるよ?」と言ってみな?
その時点で女の子はキュン♪
「○○君の歌聞きたいな、カラオケ行こっ!!」である。
そう、カラオケとは本来こういう用途で行くのである!!(確信&核心)
どういう練習をするのか?
前置きが長くなり過ぎた感があるが、これだけアピールすればそろそろスタジオに行きたくなってきただろう。そろそろ歌の練習方法を紹介する。
カラオケとは違い、自分で音源を持っていく必要がある。つまり音楽プレイヤーに練習したい曲を詰めてスタジオに入りするのだ。当然CDも可。
インスト版があれば尚良い。
まずはのど慣らしに発声練習からスタート。
例によってYoutubeで発声練習と検索すれば星の数ほど動画が出てくるので好みの動画で練習しよう。大きな声をだして勿論大丈夫だ。
次に、自分の持ってきた原曲に合わせて歌ってみよう。特に音程とリズムに気を付けてマネして歌ってみよう。
学ぶとは真似ぶこと、つまりひとのマネをして自分のオリジナリティを見つけていくのだ。
この際絶対した方がいいのは、自分の歌を録音すること、そしてそれを聞くことだ。
あまりの下手さに絶望して辞めたくなるだろう、いや死にたくなるかもしれない。
しかしそれが現実なのだ、いきなりSuperflyにはなれないんだよ。君の大好きなあのバンドのボーカルも必ず通ってきた道なのだ。
録音を聞いてどこが違うのか、何に違和感があるのかをハッキリさせる。
そうして少しづつ修正を繰り返して自分の歌にしていく作業を繰り返す。
地道で地味だが王道は無い。
もし、高音が出なくて困ったらyoutubeのミックスボイス講座を、ビブラートができないならビブラート講座をスタジオでかけながら練習すれば、そこが君の音楽教室になる。
素晴らしい時代だ。
さあ、電話してみよう。
スタジオ練習の良さが分かったらまず最寄のスタジオがどこなのか調べなければならない。ネットで検索するのが一番早い。
もし大きめの大学が近くにあればラッキーだ。大抵近くにスタジオがある。
最寄のスタジオが見つかったら意を決して電話してみよう。
「初めて練習するので教えてほしいです…」そう言えば懇切丁寧に仕組みを教えてもらえるだろう。
長く続けるコツは店員さんと仲良くなること、友達を作ってみることだ。
そうして慣れてきたら少しずつ自分なりの練習方法を確立して、自分のペースで細く長く練習する習慣を作ろう。
最後に鴨川会長からエールが来ているぞ。
君もきっと歌が上手くなりますよ。
そう、音楽スタジオならね。