イギリスのEU離脱のことはすっかり報道されなくなって、世間は参議院選挙の話題一色。いや、国政なんだから当たり前なんだけどね。
UKロック特集もこれが最後、アイルランド特集に入る。先週からアイルランド出身のバンドを聞き込みながら、アレもいいな、コレもいいなと厳選したので、ぜひ読んでいってほしい。
アレ?国旗違わね?
世界地理に詳しい人、またはウイイレでアイルランドをこよなく愛する人なら最初の画像を見て違和感を覚えるだろう。俺もロイキーンとロビーキーンはすげぇ好きだった。
Wikiの画像が非常にわかりやすいので貼っておくが、どうもこういうことらしい。初代ユニオンフラッグに聖パトリック旗のデザインを加えると現代のユニオンジャックになるんだとさ。うーん、これは明日から使える豆知識。新しいことを知るきっかけになったロックってステキやん。
TWO DOOR CINEMA CLUB
さ、とっとと本題に入ろう。
今やアイルランドの国民的バンドとも言える2ドアことTWO DOOR CINEMA CLUBからスタート。
こちらはファーストから大合唱が起きる3曲。中毒性アリ。大アリだ。
TWO DOOR CINEMA CLUB | WHAT YOU KNOW
TWO DOOR CINEMA CLUB | I CAN TALK
TWO DOOR CINEMA CLUB | COME BACK HOME
捨て曲一切ナシのこちらのアルバムは2010年代を代表するアルバムで間違いない。聞いてない人はチェックしとけい。
- アーティスト: Two Door Cinema Club
- 出版社/メーカー: Imports
- 発売日: 2010/03/09
- メディア: CD
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ちなみにこのファースト、ドラム無しの打ち込みで作っている。だからこその中毒性なのか、、、すごいなぁ、ライブはどう表現するのかなぁ楽しみだなぁと思ってなんばハッチのライブに行ったら普通にドラムいた。
ライブも1時間ちょいで終了したこともあり、まぁまぁ物足りなさを感じつつ会場を後にしたのを覚えている。"I Can Talk"とか死ぬほど盛り上がってたけどね。
Two Door Cinema Club perform 'I Can Talk' at Reading Festival 2011 - BBC
セカンドアルバムも2ドア節は失わずに、歌える、踊れるアルバムに仕上がっている。NEXT YEARが好き。こちらもライブで映えるのよ、ホント。
TWO DOOR CINEMA CLUB | NEXT YEAR
- アーティスト: Two Door Cinema Club
- 出版社/メーカー: Glassnote
- 発売日: 2012/09/04
- メディア: CD
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ちなみにもう直ぐ待望のサードアルバムが発売される^o^
超待ったぜ。マージで10月が楽しみ♪
The Strypes
細かいことはいい。まずはコチラでぶっ飛ぶべし。
なんだよ、再生回数2ケタくらい少ないんじゃないの?
やっぱりメロディアスで歌えないとウケないのは海外も一緒なのか・・・
こちら、彼らが17歳の時の曲だ。ちなみにバンドを結成したのは小学校のクリスマスコンサートだったそうな。僕が12歳でボーカルをしろと言われたらきっと原因不明の吐き気と頭痛で保健室から出れなくなっていたであろう。
他のバンドに例えるのはナンセンスかもしれないが、
アクモン➕ミッシェルをベースにたまーに9mmな要素もアリ、みたいな印象。いずれかのバンドが好きならハマる要素はあるぞ。
おすすめを数曲貼っておく。若人すぎる彼らにこれからも期待!
The Strypes - Eighty-Four (Live Sessions)
The Strypes - Now She’s Gone (Live)
とりあえず、こちらのアルバムやばいからチェックしときな。
U2
この特集を〆るに相応しいオオトリだ。
アイルランド発のバンドとして取り上げてみるが、サウンド的にもバンドの規模的にも今まで紹介してきたアーティストとはいろんな意味で違う。
今から僕がU2について詳しく書くと一万字の大傑作になってしまいかねないので、今回は曲紹介くらいに留めておく。
U2の音楽を聞いたことが無い人にいつも言っているのが、世界一稼いでいるバンドだということ。
コンサートツアー史上最高の興行収入を記録した2011年の「360°」ツアーの頃は、12ヶ月間で1億9500万ドル(約234億6,000万円)を稼ぎ、同期間に最も稼いだミュージシャン首位に躍り出た。
こちらから引用:U2、ボノが億万長者リストに載らない理由 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
U2 - Where The Streets Have No Name - 360 Tour - Rose Bowl - HD
もっとも稼いだ360Tourの映像がこちら、規模が違いすぎる。人がゴミのようだ
さてさて、アルバムもたくさん出してるけど、3つほど紹介させてもらいますよ。
まずはベタでも定番でもいい、レジェンドオブレジェンドなアルバム、"Joshua Tree"から、いきましょう。"Where the Streets Have No Name"、"I Still Haven't Found What I'm Looking For"、"With or Without you"とかいう国家級の曲が連続する存在が奇跡みたいなアルバム。
U2 - Where The Streets Have No Name
U2 - I Still Haven't Found What I'm Looking For
U2とキリスト教は切っても切り離せない関係。
無宗教な日本人だとWith or Without Youを聴いて恋人に向けたラブソングかな?と思ってしまいがちだが、"You"の対象は基本的には神様に向けて歌っている。もちろん聞き手の解釈次第で色々変化する懐の広さを持っているけどね。
下の動画のようにゴスペルクワイアと歌っていも全然違和感の無い歌詞。
U2 + Gospel Choir - I still haven't found what I'm looking for
ちなみに御大ボノもゴスペルアーティストの楽曲にかなり参加しておられる。
こちらはモダンゴスペルを代表するスター、Kirk Franklinとの共演。クイーンオブソウルことメアリー姐さんとR師匠ことR Kellyも参加している名曲。
Kirk Franklin - Lean On Me ft. Mary J. Blige, Bono, The Family, R. Kelly, Crystal Lewis
続いては僕が一番好きなアルバム、"Achtung Baby"ジョジョ4部のスタンド名にもなっているこのアルバム、何度聞いたかわからない。
ツタヤでU2を全借りして、一番気に入ったアクトンベイビー。ちょうど当時時不眠症に悩まされ、苦しんでいただが、アクトンベイビーを聴くとなぜか眠れるという謎の現象が起きていた。なんでこんな電子楽器が使われているディストーションの効いた曲で眠れるのかはわからなかった。
けど今にして思えばエッジ師匠の冴えに冴え渡るギターのグルーブがひたすら気持ち良かったのだ。
ちなみに"U2 エッジ"で画像検索すると「戦場のカメラマン」が 紛れこむぞ、面白いから試してみよう!
余談はもういいから曲を紹介!
しかしこのアルバム。流れが非常に大事なのだ。
単品だけ切り取ると"One"という4番打者以外はそこまで知名度ある曲は無い。
U2 - One - Anton Corbjin Version
哲学的な愛を歌ったこの曲ももちろん素晴らしいのだが、個人的には7曲目の"The Fly"から10曲目の"Ultra Violet (Light My Way)" までの流れを推したい。
U2 - The Fly Official Video (HD) (FULL VERSION)
U2 - Tryin' To Throw Your Arms Around The World
U2 - Ultra Violet (Light My Way)
夏の寝苦しい夜にオススメ!・・・か!?
Achtung Baby-Deluxe Edition (2cd)
- アーティスト: U2
- 出版社/メーカー: Island
- 発売日: 2011/11/01
- メディア: CD
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そして最後は"How to Dismantle an Atomic Bomb" について。こちら、「原子爆弾の解体方法」という危なっかしい名前がついている。
アルバムとしては"Unforgettable Fire"と"Joshua Tree"の合いの子みたいな作品。隙がなく、成熟した余裕が感じられ、そして相変わらずギターが泣いている。
とにかく良い曲が詰め込まれている、そんな一作だ。
U2 - City Of Blinding Lights (Lyrics in Description Box)
僕がU2のバラードで一番好きな、夢を諦めた父に贈った一曲。ボノの叫びと泣かせるギターで天に召されそうだわ。
U2 - Sometimes You Can't Make It On Your Own
How to Dismantle an Atomic Bomb
- アーティスト: U2
- 出版社/メーカー: Interscope Records
- 発売日: 2004/11/23
- メディア: CD
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どないでした?
UK発のバンドについて色々と記事を書き連ねてきたけど改めてUKってすごいなと思わされました。まだまだ出てくるであろうカッチョイイバンドをこれからもウォッチしていきたい。