EDM界の若き巨星墜つ。
初めてLevelsを聴いた時、「ああ、これが2010年代の音楽なんだ」と心動かされたのを覚えている。
ダンスミュージックのマンネリ化が進む中、Aviciiはカントリー調のギターに激渋男性ボーカリストAloe Blaccを織り込んでWake Me Upという全年齢対象の大名曲を作ってみせた。実際、親に聴かせて反応があるEDMは彼の曲だけだった。
鉄壁の四つ打ちビートに最強のポップネスを文字通りMIXさせるAviciiというDJは「こいつはマジで他と違うな」と思わせてくれる天才だった。
Feeling my way through the darkness
Guided by a beating heart
I can't tell where the journey will end
But I know where to startWake Me Up/Avicii
勝手に和訳するならば、
”暗闇の中、一筋の道を感じる
心臓の高鳴りに導かれて
この旅がいつ終わるかなんてわからない
けど、「いつから」始まるかはわかってる”
ってとこか。
この歌の出だしだけで、ただバカ騒ぎしたいだけの凡百のダンスミュージックとの違いがわかると思う。
今日は久しぶりにタンテ稼働させよう。そうしよう。
まったく、リンキンのチェスターといい自分の思い出深いアーティストが亡くなるのはなかなかキツイもんがあるな・・・
もし偶然この記事までたどり着いてくれたみなさんがいれば、僕は以下のmixを一日中聴いている。僕らが生きる2010年代に孤高の天才が居たことを覚えつつ今日は一緒に祈ろう。
Avicii, I wish your next journey will be wonderful.
どうか安らかに。