ヘロー、少年時代からのマブカプファンことJ太郎です、どーもどーも。
先行外れたけど初日行ってきたので良かったとこ悪かったとこ感想語りたい。
ちなみにネタばれしかないので、見たくない人はゴーバックナウ。
結構長いよ。
まずは点数
今回のアベンジャーズ インフィニティウォーの点数だが・・・
採点不能です。
違う、待ってくれ。これは逃げじゃないんや・・・
そもそも今作だけでは物語として完結してないから採点しようがないってのが大前提としてある。
ただただ絶望に包まれたエンディングで、地球(宇宙?)の生物の半分が死滅したというエンドは流石に衝撃的すぎた。
あれ?この読後感というか、視聴後感には覚えがあるぞ?
この救いも何もない、絶望エンド。
そう、エヴァQだ。
流石に次作まで6年以上待たされることは無いと思うが、とにかく映画館の前半から中盤にかけての笑いと和やかなムードが終盤で一気に落ち着き、皆今の状況を受け入れようとしているという点で、まさにエヴァQのdéjà-vu。
総評
総評から先に言ってしまうけれど、アイアンマンから全作品追ってきたファンボーイとしては、めちゃくちゃ面白かった。
さすがはルッソ兄弟。信じてた。
しかし、この作品が初めてのマーベル映画という人には1ミリもオススメできない。
それどころか、ここ数作見逃しただけで、もうオススメできないってのはちょっとどうかと思う。
MCU作品における、特に「アベンジャーズ」 という作品はもう「映画」というか、超予算をかけて作った「連続ドラマの見所回」に他ならない。
特に今作はぶち込まれる情報量が圧倒的に多く、ファンボーイの自分すらあれなんだっけ?となる部分も多かった。こんだけやっちゃうと流石にライト層はもうお腹いっぱいどころか食傷になっちまうと素直に感じる。
2010年代の映画界を席巻したMCUのこのやり口も終わりが近いように思えてならないのだ。
さて本編
全体としてはそんなことを思ったんだが、後は本編について雑多に書きなぐっていく。
話の構成がうますぎる
ウインターソルジャーやシビルウォーといった、非常に入り組んだ話の交通整理能力に定評のあるルッソ兄弟。
今回はヒーローのバーゲンセールとも言うべき数のキャラクターが大集合している。
ルッソ兄弟はタイタン組(社長、スパイディ、ストレンジ、ガーディアンズ)とワカンダを中心とする地球組(チームキャップ、陛下、ビジョン、ワンダ)とで舞台を分けたことで、ごちゃごちゃになることを防いだ。
チームが毎にそれぞれの持つタイムストーンとマインドストーンに対処していくっていう感じで、キャラは多くても話はシンプルって構図にしたのは大正解だと思う。
さらにサノス君の都合の良いワープ能力のおかげで混乱なく、それぞれの見せ場を作れたのもGood。
ヴィランについて
英語圏、特にアメコミでは悪役をヴィランと呼ぶ。その映画の魅力はヴィランで決まると言っても過言では無い程重要な役割を果たしている。ヒーローの戦う理由がそこにかかってくるからだ。
そして、今回はついに出ました大ボスサノスさん。
今作はサノスがドラゴンボール、じゃなかったインフィニティストーンを集めて回る話と言っても過言で無いほど、フィーチャーされたストーリー展開になっている。
そう考えると「アベンジャーズ」 ってタイトルはふさわしく無い。「サノス君の大冒険」に改題した方がいいんじゃないか?
まぁレッドスカルと思しき人物が遠い星でスペースストーンを持ってたりする辺りとかかなり驚かされた。
敵の強さの描かれかたも、ヴィジュアルも技もこれ以上無いほどかっこ良い。特に全石を揃えたチートっぷりはすごい。
ただ、言いたいことは2つあって、彼らの手下であるブラック・オーダーの扱いがひどいというか死に方がちょっと雑魚死しすぎだし、名前もほぼ出てこないのはどーかと思う。スーパージャイアントに至ってはカットと言う無慈悲。。。
それと、これは個人的すぎかも知れんが、最近の映画によくある「悪役側も何かしら思いや信念を抱えている」っていうのにちょっと飽きてきてる。わがままですね、すみません。
キャラ殺しすぎ問題
今作で主要キャラクターの8割くらい死んでしまった。
(よっしゃ、次作予算大幅カットや!)
開始5分でロキさんが(今度こそ)殺され、ガモーラがヴォーなんとかで転落死。
そして最後の大虐殺により、バッキー、サム、スパイディ、陛下、ラクーン以外のガーディアンズ、ヴィジョン、ワンダと尽く死亡。挙句、最後に出てきた元長官ことニックフューリーもニブイチに残れず死亡。「お前も死ぬんかい」と総ツッコミが起こったのは間違いない。
あれ、残ったのファーストアベンジャーズ だけじゃね?意図してんのかな・・・特に社長は完全に「オデッセイ状態」だけどどうやって帰るの?
ほんとこの後、どーすんのか。
凡人の俺にはタイムストーンで戻すことくらいしか思いつかんぞ。
次作への伏線
一番気になるのは、もちろんラストでニックが連絡を送信した相手。
これはキャプテン・マーベルと思われる。(マークが一致)
MCUの次の作品がキャプテン・マーベルであることからも、単体作品を挟んでのアベンジャーズ 4で重要な役割を果たすというラインが容易に見えるよね。MCU初となる女性が主役の映画ってことで、どう料理されるか楽しみやね。
後、ストレンジが1400万通りの未来を見て、たった1つの未来のみ勝利できると言ったのも気になるね。おそらく唯一の勝ち筋が、「殺されかけていたアイアンマンを助ける」ということだったと推測されるが、この辺りどう回収されるかも次作の見所と思われです。
笑いどころ
今回は特に笑いどころ多かった。コミカル路線に踏み切ったソー・ラグナロクより笑ったと思う。初日だからか映画館でも笑いが響いてて、非常にあたたかい映画だった、中盤までは。以下特に笑ったくだり。
・ピーターが太ってた。
・ピーターのソーに対する張り合い
・グルートが成長してかなりグレていたところ
・ハルクバスターインハルク
・ソーとキャップの絡み
・I'm Steve Rogers
・Thanos will Return(そりゃそうだろ)
あの人は今・・・
今回カットされたあの二人。
言及のあったアントマンはともかく、無かったことにされた「弓矢の上手い人」の運命やいかに。
Don't worry bro @renner4real we got you #hawkeye #infinitywar @Avengers @MarvelStudios pic.twitter.com/pU40cRIYbY
— BossLogic (@Bosslogic) 2018年3月17日
ナタリーポートマンとかももう出ること無いんやろうな・・・
アクション表現
勝手に作成側目線で立って、今回のアクション表現は特に難しかったと思われる。
なぜか。
それは、肉弾戦系のヒーローに比べ超能力系のヒーローの強さがインフレしすぎてるからだ。シビルウォーではうまいことやれていたが、もう誤魔化せない。
具体的にはワンダ、ヴィジョン、ストレンジ、そしてソーだ。
今回特に気になったのは、どうしてもキャップが一般人にしか見えなかったり、鉄砲でドンパチやるのが、「しょぼ・・・」ってなってたことやな。(ワンダも早くきてよって言われてたし。」
ワカンダの大決戦も結局ソーさん一人でほとんどやっつけちゃったりと、ヒーローの格差社会を如実に感じた。
アイアンマンのファンネル系の新武器やアイアンスパイディのスーツとか超かっこよかったのはめちゃ良かったし、社長とストレンジでガーディアンズチームでサノスを倒しにかかる表現は熱い展開だったと言わざるを得ない。
いかがだったろうか
作品としてはめちゃくちゃ面白かったのだが、本編の長さ的にも情報量的にも展開的にも非常に疲れる作品だった。
一回一番好きなアイアンマン1を見直して初心に帰ってからもう一回映画館で見たいと思う。
フェーズ3の集大成に向けてこのまま走りきれい!