Who is Attractions?
アトラクションズと読む。
オイオイオイ、ついこの間までこんなかっこいいバンドを俺は知らんかったんかよ。
これはあれですね、コロナでカラカラに渇いた僕のエンタメ心が完全に井戸を掘り当てた感じです。いや、井戸を掘り当てた事は無いんですけども。
アホみたいにかっこいいので、まずこちらをチェックせよ。
どんなバンドなのか、HPから引いてくる。
2016年結成。俄かに全国から熱い視線を集める福岡のニューストリートカルチャーの一翼を担う4人組バンド。 福岡・大名にあるアパレルショップ、BINGOBONGOグループが新たに立ち上げた音楽レーベル”GIMMICK-MAGIC”の第一弾アーティスト。 マッドチェスタームーブメント から連なる90年代初頭のUKロックの雰囲気を漂わせながらも、エレクトロやブラック・ミュージック、80年代の米TOP40ミュージックまでを飲み込んだ、今の世代ならではのミクスチャーサウンドを体現。
記述のとおりバンドサウンドには強いUKロックからの影響を感じる。90年代UKなら当然オアシスとブラーの2代巨頭の影響を受けてるだろうけど、アルバム通して聴いてるとクーラシェイカーとかオーシャンカラーシーン、プライマルスクリームあたりの方が近いような気がしてる。2000年代で言うとKASABIANとかかなぁ。
どの曲もとにかく抜けがよくてギターのカッティングが気持のいい音作りなんだけども、やはりVo. TAROの高音と綺麗な発音がこのバンドの肝。淡々と歌ってそうだけど、実は静かにエモーショナルなところがたまらない。なんだろう、赤じゃなくて、青い炎が煌々と燃えてる感じ。
歌詞もしっかり"UUU"の韻を畳み掛けてグルーヴを生んでる。
聴けば聴くほど邦ロックとは言えないなこりゃ。インドネシア出身だからか、世界を見越してか今のところリリースされた曲はかなり英語詞で構成されてる。(SatisfactionやRock'n the Weekendみたいに若干日本語を混ぜてる曲もあるけど。)
ストリーミングでアルバム通して曲によってはあれ、UK Rockのプレイリスト聴いてたっけ?ってなる。個人的にお気に入りのこちらは大好きなKooksフレイバーがする。
話が横道に逸れたが表題の"Chain Reaction" ってのは所謂「連鎖反応」の事。
新曲は、SNSが価値判断の基準になってしまった現代で「いかに自由な表現を出来るのか」「いかに自分らしさを取り戻せるのか」という内なる“葛藤”を音楽として表現したもの。
引用元:
Attractions、新曲「Chain Reaction」本日リリース 様々なメタファーが複雑に絡み合う同曲のMVも公開 | Spincoaster (スピンコースター)
"Time to begin chain reaction"と言う歌詞が表すように自分のやり方でどうやって殻を破り、変革していけるかっていう強い意志を秘めた曲。歌詞がリリースされたらこの辺りのメッセージはじっくり味わいたい。
90〜00年代に洋楽フリークだった人で最近聴いてねぇなぁって人には特にオススメだ。むしろ日本を飛び越えてアジアで飛躍的に伸びる可能性を秘めたバンド、Attractionsをぜひご贔屓に。
それではアディオス。