紅白を見ながら今年最後の記事を書いています、ことJ太郎だよ。どーもド年末ですね。色々あった2020年だったけど、音楽はめちゃくちゃ聴いた年だった。良い曲もたくさんあった。
サブスクとCD
Spotifyをめちゃめちゃ使った一年だったけど、手元に残したい曲は結局CDとして買ったモノばかり。
前置きを書いてると年が明けるので早速ランキングを書いていく。
第7位 夜に駆ける/YOASOBI
やっぱこの曲外して今年の邦楽は語れないでしょう。
「小説を音楽にする」という斬新なコンセプトに惹かれて聴き出したけどやはり曲の良さがないとこれほど話題にはなっていなかったはず。この曲の中毒性は多分2020年一位だと思う。特にこの部分は何回聴いても一切飽きない。魔法かかってる。
いつだってチックタックと鳴る世界で何度だってさ
触れる心無い言葉うるさい声に涙が零れそうでも
群青も良かったし来年も目が離せない。
第6位 Cry/女王蜂
今年は薔薇園アヴというソングライター・シンガーの凄さを噛み締めた一年だった。
アヴちゃんの立ち振る舞い。低音と超高音を使い分けたエモーショナルな歌声。情熱的な生き様。情熱の火炎で焼き尽くされるようなTHE FIRST TAKEのパフォーマンスは、なんちゃってアーティストには出せない。積み重ねてきた努力と持って生まれた才能の2つが如実に出てた。
そしてこの"Cry"は今年リリースされたこれまた大傑作、"BL"で一番好きなアルバム曲。ただただ美しく切ない一曲。
女王蜂についてはその内書きたいと思ってる。
夜空を見れば光る一番星ひときわさみしく強く輝くとき
燃え尽きるように生きる流れ星 眠れないように照らす街灯り
第5位 壇上/King Gnu
僕は誰がなんと言おうと壇上が好きです。
ピアノとヴァイオリン2本のアンサンブル。豊かに歌いあげる常田大希ボーカル初のバラード曲。途中から厚みを増すバンドサウンド。どこを切り取っても好きなパートしかねぇ。
そしてKing Gnuという既にデカくなりすぎたバンドの終わりを暗示させる曲。色々な意味合いを込めながら真摯に丁寧に作られた一曲。
ってかアルバム2020年のリリースなのね。
とにかく壇上はライブでやらない。来て欲しくないけどいつか必ず来るラストライブでやるんだろうか。絶対聴きたいのに絶対聴きたくない、自分にとってそんな曲。
最終列車はもう行ってしまったけれど
この真夜中を一緒に歩いてくれるかい?
もしも最終列車が来るなら必ず乗りたい。
第4位 盗作/ヨルシカ
俺は泥棒である。往古来今、多様な泥棒が居るが、俺は奴等とは少し違う。金を盗む訳では無い。骨董品宝石その他価値ある美術の類にも、とんと興味が無い。俺は、音を盗む泥棒である。
コンセプチュアルここに極まれり。
音楽を作るという最もクリエイティビティの発揮される行為の中で「盗作」というある意味タブーとも言えるワードをテーマに一枚のアルバムを作り上げてしまった。
今までのヨルシカの夏とか爽やかというイメージをぶっ壊して、「創作」とは、「芸術」とは、そして「生きる」とは?にまで踏み込んだ作品。
コンポーザーn-bunaの創作者としてのレベルは、ちょっと想像し得ない高みにいったな、って一作になってると思う。
ちなみに超読み応えあるインタビューはこちら。
第3位 DANCING SHOES/ Mr. Children
いやー新アルバムよかったねぇぇぇ。前作の3倍は好き。アルバム通して聴くと既存の発表曲の良さにブーストがかかったのが驚き。
その中でも少数派と思うけど、"DANCING SHOES"がマイベスト。
アルバム曲なら"Others"も超好みなんだけど、このDISCOVERY期っぽいダークな始まりといいサビのシンガロングといい、ツボにハマりすぎ。
そして何よりビビっとくるフレーズが多かった。近年では一番かも。
バランスとって生きるのが人の常右肩上がれば
左の肩も上げやっぱ両肩下げる
後退りしたり 地団駄踏んだり なに!?このくだり?
We were born to be free
四半世紀やってりゃ色々ある
あちらを立てれば こちらは濡れずで破綻をきたしそうです
その両手に繋がれた鎖タンバリン代わりにして
踊れるか?
転んだってまだステップを踏め!
無様な位がちょうど良い
好きなとこ多すぎてすまん。サビの始まりがHey girlからHey boyからHey guysに変わっていくとこも良いよね。
この曲好きな人いたら一緒に飲みたい。
第2位 感電/米津玄師
やっぱこの曲外して今年の邦楽は語れないでしょう。(本日2回目
まず、曲としてのかっこよさが異常。いつラジオ聴いてもかかってるのに、いつもじっくり聴いてしまう。ホーンセクションが豪華な米津サウンドの新境地を開いた一曲。
MVの米津さんのはっちゃけ具合も最高だったしね。
あーMIU404もう一回見ようかな。
たった一瞬の このきらめきを 食べ尽くそう二人で
くたばるまで そして幸運を 僕らに祈りを まだ行こう
誰も追いつけない くらいのスピードで
MIUチームのみんなに 会いてぇ。
第1位 帰ろう/藤井風
歌を聴いて久しぶりに泣いたよね。前も書いたけど、こういう楽曲と出会う為に音楽聴いてると言ってもいい。
藤井風という邦楽界に吹きすさんだ、風。
時に大嵐のような激情で、時に胸を通り抜ける爽やかさで、時に暖かい優しさで包む風としてリスナーを揺さぶる彼。
藤井風というアーティストの死生観まで踏み込んだこの曲。
ああ 全て与えて帰ろう ああ 何も持たずに帰ろう 与えられるものこそ
与えられたもの ありがとうって胸をはろう
待ってるからさ もう帰ろう 幸せ絶えぬ場所 帰ろう 去り際の時に何が持っていけるの
一つ一つ荷物手放そう 憎み合いの果てに何が生まれるの わたし わたしが先に忘れよう
2020一番聴いたアルバム"HELP EVER HURT NEVER"を締め、そして解き放ってくれる一曲。
いやーもうこの曲何度聴いたかわからん。
2021年もよろしく
更新頻度にムラがありますが、できるだけ続けて書いていこうと思っているので、来年も読んでやってくださいまし。
それではアディオス。