僕はレベル40

心が動いたことをかいていく

藤井風のルーツを巡る「里庄町」ツアー -旅路編-

トンネルを抜けるとそこは晴国であった。*1

 

どーも、里庄に歓迎された男ことJ太郎です。

このひと月ほどは里庄旅のことしか考えて無いんではないかという日々を過ごしていたんだけど、その想いが町に通じたのか当日は晴れof晴れ。比喩ではなく雲一つ無い空の下で藤井風のルーツである里庄町を満喫することができたので色々と書いていく。

 

こちらの続きです⇨

 

里庄町旅

のどかであったかくて優しい町。それが抱いた全ての感情です。たった1日しかいなかったけどね。

そもそもの今回の目的は藤井風の人となり、そのルーツを感じたい!という一心で準備してきた。レぺゼン〇〇*2って言い方は古くなってきてるかもしれないけど、地元を背負って自己表現しているという意味で間違い無くレぺゼン岡山・レぺゼン里庄のローカルスターである。自分も地方出身者のはしくれとして共感するし、郷土への思いや受けた影響ってのは間違い無く人格にもメッセージにも音楽性にも影響される。僕はそこに触れたかった。あと『旅路』のMVロケ地もちょっと行ってミーハーもしたいぃ!!というのも勿論ある。

今回はその目的を達成できたので旅日記的に時系列順で写真&思い出を書きまくる。

(パブリックスペース以外はすべて掲載許可をいただいた写真のみを掲載しています)

9:50 里庄到着

ピッカピカの晴れ。多分これ以上は望めないんじゃないかな?憧れの地へ降り立った僕はとりあえず駅構内をパシャパシャとりまくる。

こちら、今「日本一行きたい歩道橋」で知られる例の橋が早速駅構内で見えたのでパチリ。『旅路』のMVでも印象的に数カット使われているんだけど、なんか網張られていた。MV見る限りなさそうなんだけど観光客の増えすぎで誰かが落下する前に予防したのかな?

で、駅前でタクシーを拾う。

10:00 つばきの丘運動公園

公園でLASA聴きたすぎるぅ!!*3と少々予定を変更しタクシーでつばきの丘運動公園へ向かう。まずこのタクシーの運転手さんがお話好きのおじさまでとても盛り上がった。曰く、最近は本当に観光客が絶えないけど特に2021年末の紅白初出演後からガガンと人が増えたとのこと。自分もキャーキャー言ってたけどやはり紅白侮れんと思いつつ、こういう情報は実際に訪れないと得られないなぁと早速来てよかったポイントが加点される。

 

で、着いて丘をみれば流れているじゃありませんかぁ『きらり』!!つづいて『まつり』やら『へでもねーよ』とLASA曲連打@里庄の感慨にふける。特に最後に流れた『旅路』を聴いた時のアガりっぷりと感動は忘れることは無いでしょう。これは後でももう一回書くけど、音楽はいつどこでどんな気持ちで聴くかが本当に大切だと改めて思った。もう何百回も聴いてるんですよ。音も別に良い訳じゃあないんですよ。でもめちゃめちゃアガッた。ライブとはまた違う、でも同列な程に感動してしまった。言語化不能。

そしてこの公園は地域の方々の散歩コースにも子供達の遊びスペースになっているようだけど人はまばらな様子。かなりキツイ丘をさらに登っていくとこのこの景色。

パノラマで撮りたくなるほどに視界が広くて景色も最高過ぎた。今日ずっとここに居たいと思ったレベルの気持ち良さ。右下に写ってるスペースも旅路MVに出てたかな?そして随所に貼られていた風横断幕。ここでも地方にとっての紅白の意味が伺えるね。わかる。

と、そうこうしていたらブログを読んでいただいている方から「J太郎さんですか?」と声をかけられてびっくり。なんと次の目的地に車で乗せていっていただけるとのこと、ありがたや。リアルTalk Kazeをしつつ一瞬でマカレに到着。

 

11:00 手延べダイニング&ライブ Macaret

ほぼ全員にオススメされた手延べパスタのお店。一軒家をお店として改装しているとのことで、「お邪魔します」感が強かった。なんていうか友達の綺麗なお家を訪問する気分というか…知らない土地の知らないお店はやはり緊張する。マスターらしき女性に案内され、素敵な窓際の席へ。

するとそこには沢山の風写真、切り抜き、ファンメッセージ、実際のライブの手書きセットリストなどお宝の山。SNSには載せられないので気になる方はぜひご自分の目でお確かめあれ!

 

そして肝心のお昼ご飯。このために朝抜いてきたので飢餓状態でカルボナーラを実食。

 

ゥンまああ〜いっ!

手延べ麺はうどんのような食感でカルボナーラソースとの味のハーモニーが◎。たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット!(以下略)*4

 

そしてもう一品。こちら店名由来の「マカレピザ」!自家製のドライカレーとウインナーにイタリア産チーズをのせた極上の一品。

幸せだァーーーッ幸せの繰り返しだよぉぉぉぉぉ〜〜〜っ ンまあーーいっ*5

カレー風味とチーズの相性が絶妙に◎ガチで人生で食べたピザ3本の指に入る。アルバム名を冠した曲は最強。店名を冠したピザも最強。

 

五感を満たし感動に浸っていたら店内が混み合ってきたので退店。平日昼よ?予約必須です。

そして最後はマスターらしき女性に声をかけていただきお礼を伝えると「お上手ですね♡」と言われ束の間のPeace of mindが訪れる。いやほんとに美味しかったんですよ。

ほくほくで次の目的地へ。

 

12:00 棕櫚(シュロ)の木&ミッチャム等

ここで再度タクシーに乗車。先ほどのお話好きのおじさまからツアーはいかがですか?と持ち掛けられる。つまり、定額でおすすめの訪問ポイントを巡ってくれて、写真を撮っている間メーターは進まない周遊コースみたいなイメージだ。確か1時間7000円でほぼ網羅してくれるという感じだったかな。他にも30分コースとかお好みでやってくれるよう。もうシェフのお任せで!ぐらいのノリであればそれでも良かったんだけど、せっかく下調べしたのと里庄をとにかく歩きたいという願望が芽生えていたのでタクシーじゃないと行けないとこだけお願いしますと伝え、シュロの木へ。

例の木(旅路MVより)

今「日本で一番頭を打ち付けたい木」で知られるシュロの木だが私有地と聞いていたので諦めていた。なんだけどどうもタクシー会社の方では許可をいただいているとのことで目の前に行く事が可能に!

想定外の事態に頭が茫然。「間接頭突き」するか否かそれが問題だ状態(To zutsuki or not zutsuki)に陥るが、僕の内なる声が「やめとけ!お、お前の精神が持たな…いぞ…」とささやいた気がしたので写真だけ撮っておいたとさ。

 

そして『旅路』MVの夕焼けシーンの赤い屋根と階段に通りかかる。

 

なぜ僕は無人の階段を撮っているんだろう、ってか生まれて初めて無人の階段撮っとるな、とか疑問を感じつつも次はミッチャムへ。

もうお店を閉められているし、聖地 of 聖地過ぎて近づけないとすら思っていたのだけれど近いしぜひ行っちゃいましょうという謎の逆提案を受ける。「ええい、ままよ!」とのことでお願いしてお店の前に到着。ここで親切な運転手様とはお別れ。温かくて良い出会いだった。

ミッチャム…そこは全ての始まりの場所である。この喫茶店が無ければ藤井風が世に出なかった可能性すらあることを思いながら挙動不審にならないよう神妙な顔で周回。4日はウンコ出てないかなくらいの顔してたと思う。平然を装いつつ次の目的地小野酒店へ出発。

写真は貼ってないけどミッチャムの内部はこちらをご覧あれ。どうやら本人が買い取ったとのことでいかに大切な場所か、そしてそれを守り続ける姿勢が素敵だなと思った。

 

 

12:30 小野酒店

藤井家近所で酒店を営む小野酒店へ。このお店はほんっとに凄かった。

Tシャツ、タオルといったほぼ全てのグッズや直筆サインが飾られ、武道館ライブ等の節目節目で撮ったであろう沢山のここでしか見られない写真がっ!!めちゃ自然体の笑顔を見せる風さんにほぼ実家なんやろなぁみたいに感じてしまった。

この日、超偶然にもお揃いで緑ハートの『燃えよ』ロンTを来ていた小野さんとも色々お話することができたのも嬉しかった。曰く、「静かに熱く応援している」との事だったので必要以上に騒ぎ立てず、でも真剣に応援されているのだなぁと感じた。

そんなこともあり、こちらSNSへの投稿はこちらのおでんだけ許可をいただいた。THE 田舎おでんって感じで美味。既にマカレで2品食べていたのに追加してしまってベルトがだいぶキツくなる。

大根がバリでかい

 

12:45 里庄スーパー散歩タイム(約6km)

ここまででもう場所としてはだいぶ満足してたのでこの陽気を歩きたい気分になっていた。で、たまに自分でもわけわからん事しちゃうんですけど、次の目的地里庄役場まで歩きました。道路に沿って訳6km、この日トータル26000歩以上歩いてたし。

ただ、ある意味この時間が一番充実してたかも。一人で良いイヤホン使って、大音量でHEHNとLASAを通しで里庄で聴く。MVには出ておらずともあそこも、ここも幼少期から大人になるまで通ってきた道や場所なのかなぁとか、この二国(国道二号線)が自分の町に繋がってるいるんやなぁとかとか思い巡らせながら聴く音楽は想像以上に最高だった。

声を大にして言いたいのは音楽はいつどんな時にどんな心の持ちようで聴くかによってめっちゃめちゃ聴こえ方が変わるということ。この里庄で藤井風の音楽を聴いている間、ずっと心が高止まりしているようだった。とことん自分に、風に、音楽に酔ったモン勝ちだなと思った。

やはりサブスクでざっと流し聞きして良いとか微妙とか判断してはいかんな。大切な「音の楽しみ方」を再確認できた時間だった。

14:00 SOL BAKERY~里庄役場~里庄郵便局

探していた訳じゃなかったんだけど、ソルベーカリーさんが見つかる。店内はとてもおしゃれでお客さんも多かった。あれだ、町に一つあるとめっちゃ嬉しいパン屋さんあるじゃないですか?それです。

そしてお腹は膨れてたのにデザートを買ってしまう。なぜ?

で、目的地の里庄役場に表敬訪問。

思ってたよりガチの役場。当たり前か。なぜ僕は何の手続きもしないのに役所に来ているんだろうかとここでも自問自答しつつお目当ての風コーナーへ。ただ、役場の方に笑顔で声掛けしていただいたり、写真もOKということだったので撮りまくる。素敵。


で、さらに移動して里庄郵便局へ。

なんとなく入口のATMでお金を少額入れてから中の風コーナーへ行く。自分の小者ぶりが嫌になりつつ一瞬で愛に溢れた風コーナーでそんな思いが消し飛ぶ。

愛され過ぎだろ、藤井風。そして愛し過ぎだろ局員さん。僕も業務で自分の職場に風コーナー作りたいです

 

こんな特定のアーティスト愛に溢れた郵便局が存在するのか…あとこちらのメッセージは存在を知らなかったので自分に言われてるみたいでグッときた。

 

15:00 つばきの丘運動公園

「アンタまた来たん?」と風が囁いた気がした。ちょっとだけ時間があったので15時からのHEHNを聴きにまた公園へ。なんか朝より人が多くってびっくりしたんだけど、ワラワラみんな引き寄せられるように各々がスピーカーから流れる音を楽しんでいてまたアガッてしまう。

一曲目の『grace』と『何なんw』だけ聴いてヘドバンしながら駅に向かう。アルバムフルで聴けなかったことと例の歩道橋をダッシュで渡るハメになったことだけが心残り。

 

15:50 里庄駅

そしてスタート地点へ。約半日の滞在だけどとても濃かったな。

ここで車窓から風景を眺めながら岡山駅へ戻り里庄の旅路は終わり。

お疲れ様でした。

 

番外編 岡山国際ホテル

最後に里庄ではない風由来プレイスとして岡山国際ホテルに行く事ができた。

ホテルピアニストとして風さんが弾いたグランドピアノがこちら。

とてもゴージャスなホテルロビーに端正な彼が弾くピアノはさぞかし雰囲気があったのだろうなと想像。藤井風TVでBarだったかでピアニストっぽいコントがあったけどこんな経験も経ての役柄だったのかね。

正確な年月は調べてないんだけどおよそ5年前くらいにはロビーの一角でピアノを弾いていた彼がパナスタやらたまアリやらの超大箱をパンパンに埋めるほどになるなんてもうね…「シンデレラボーイ」なんて言い方すら生ぬるいレベル。

いかがだったろうか

あらためて言う。

「藤井風が好き」、この思いを持っているならきっと楽しめる。

この里庄の地で育ち、今や日本を飛び越え世界で広まるアーティスト藤井風のルーツを巡る旅は大成功で終わったとさ。

あらためて温かく迎えてくださった里庄の皆様、お役立ち情報を提供いただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!

 

と、あれこれ書いている間に大阪城ホール公演が迫ってきた。

忙しすぎて幸せね。このテンションでライブを迎えると僕は本当に浄化されて何も覚えていないかもしれないけど、今回も熱く楽しんでいきたい。

 

それでは、お元気で。

 

 

*1:言わずとしれた「雪国」より。訪れるまで知らなかったけど岡山は晴れの国というのね。大好き!晴れの国おかやま

*2:どこどこ代表みたいな意味「レペゼン」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

*3:10:00からLOVE ALL SERVE ALLが流れます

*4:ほぼ全てジョジョ4部、虹村億泰のセリフより

*5:ジョジョ4部、虹村億泰のセリフより

.show-area{ display: inline-block; padding: 10px; border-radius: 5px; cursor: pointer; margin-bottom: 0; color: blue; }