前置き
どーもどーも、毎日吉本のニュースばっかりですね。
僕ですか？ええ、実は結構追っかけてます。闇営業問題露呈から宮迫＆亮が会見して、松ちゃんが出てきて、先輩後輩関係なくすべての芸人巻き込んで吉本の闇が暴かれていくって、もうエンタメとしてすげー面白い。テレビ局が本気で企画したとしてもここまで面白くはならないんじゃないかと思うね。映画化しても十分成り立つ程テーマ性も広く、深い。社長の記者会見はガチでガン萎えしたけどな！
だからTwitterとかで本気でキレてる人とか改善要望送ってる人を見ると、逆にすげーなと思える。こういうのはドラマ、もっと言えば芸人達の群像劇みたいなもんとして楽しまなきゃ。
さて本題
そんな連日の報道を観て、芸人という存在が気になってしまったという人にオススメのドラマがありますよって事で今日は書いていく。
まずは漫画「べしゃり暮らし」について
こちら超有名ヤンキー漫画「ろくでなしブルース」や「ROOKIES」」の森田まさのり御大が作者。んで、ざーっくりストーリーをまとめると、本物語の主役、「学園の爆笑王」に過ぎなかった上妻圭右が最高の相方、辻本潤と出会い、吉本のお笑い芸人を目指して奮闘する群像劇。
このべしゃり暮らし、森田先生の作品の中では個人的に一番好き。ROOKIESもろくでなしも好きだし、盛り上がる部分は最高なんだけど、後半かなりグダる。だけど、べしゃり暮らしはずーっと面白い。では何が面白いのか？個人的には特に３つ！
扱うテーマが素敵
作品を通して「相方とは何か」っていう深いテーマについてブレずに描けているって点が素晴らしい。ここで言う相方ってのは芸人としての相方はもちろん、恋人、夫婦、家族と様々な形の「相方」についてのドラマになっているので、普遍性があって自分事としてもすげー楽しめる。
キャラクターが魅力的
そのドラマを演じる芸人キャラ達が妙にリアルでたまらなく好き。特にNSCに入った辺りからグッとドライブするように魅力的なライバルキャラが出まくる。これは誰をモチーフにしてんのかな～みたいのを考えることも楽しい。ちなみにサンドイッチマン等の芸人が普通に登場したりするので、所々ニヤリとできる。実写化その辺り超期待してる。
漫才・ネタが普通におもろい
べしゃり暮らしというくらいなので当然、漫才・ネタというのが話の超重要なポイント。そしてこれが普通に面白い。読んでて声出して笑う漫画ってそんなに数無いけど、べしゃり暮らしは普通に吹いちゃうので電車の中で読むのはオススメできない。個人的にはデジきんさんのネタが好き。
ちなみに森田御大は自らコンビ「漫画家」を結成し、M-1の準々決勝まで勝ち抜いちゃう程のつわもので漫才好き。その信念と行動力には素直に脱帽する。
実写化について
漫画実写化反対委員会の上級会員であるところ僕も、このべしゃり暮らしだけは一刻も早く実写化してほしかった。何度も言うが、マーベル級の予算と技術抜きに実写化すべきじゃないのは、テラフォーマーズやハガレンなんかの超能力バトル系であって、海街ダイアリーやちはやふるなんかのリアル寄りの物語については非常に良い出来だった。べしゃり暮らしも話の脚本としてめちゃめちゃ面白いし、若手芸人をフックアップして、実写化すれば絶対成功すると思ってた。もしかすると新世代のスターが生まれるって可能性もある。まぁそんな風に思ってたので、実写化のニュースを見た時は小躍りしたよね、実際。わかってる人」、いた！ってね。
実写化に期待してるポイント
こっからはイチべしゃり暮らしファンとして期待してる点をいくつか述べたい。
間宮祥太朗&渡辺大知コンビ
当たり前だけど、この二人の出来が成功を左右するのは間違いない。僕はあんまりドラマを見ないので、間宮祥太郎の演技を初めて見る。トレイラーを見る限り、声のハリが良さそうなので良い予感。渡辺大知の方は黒猫チェルシーをそれなりに聴いていたのだけれど、映画「勝手にふるえてろ」の「二」としての演技はすごく好きだった。すっごい男前なのに、ライブなんかで時折見せる３枚目感が映画でも出てて、バッチリハマってんなーと思ってた。兵庫出身ということもあり、違和感の無い関西弁といい、ルックスといい、今回彼を辻本にキャスティングした人ほんと好き、GJ。
ちなみに勝手にふるえてろはamazon primeの対象作品なので会員の人はぜひ。松岡茉優と渡辺大知が好きになれる。
ドラマとしての脚本、足し引き
この7月からの連載再開分と合わせて、全１９巻プラスαの分量がある。ドラマ１クールだったらそれなりには描けると思うんだけど、それでもドラマとしてカットしなきゃならないことや、あえてオリジナルで足した方がわかりやすい部分があるかもしれない。
「原作に忠実に」というファンも多いと思うが、そこはドラマとしてより完成度を高める為に、原作へのリスペクトを込めつつ足し算引き算をして欲しい。
そんなセンスが要求される難しい仕事だが、「相棒」シリーズの徳永富彦氏が脚本ということで、そこのバランス感覚に期待しとります。あと、演出が正にプロ、劇団ひとりが務めてるってのも個人的には期待してる。
いかがだったろうか
冒頭、吉本のゴタゴタを楽しんでるとは言ったものの正直、たかが一企業の内輪もめでこんなにも大きくクローズアップされる日本は異常とも思う。特にテレビ業界ね。それほどテレビというメディアにとって、吉本が大きな存在であって、ある意味「自分事」として捉えているからこんなにも連日報道すんだろうね。おまけにドラマ性があって視聴率も取れるってんだからそらそうよって感じか。
このべしゃり暮らしはフィクションながらも吉本の芸人の内情、コンビ、そして笑いとは？って所にまで踏み込んだ傑作になると信じているので、ドラマの視聴もお忘れなく。【7/27スタート】テレビ朝日で土曜よる11:15～放送ね！
それではこの辺で、アディオス^o^
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