僕はレベル40

心が動いたことをかいていく

藤井風に心の琴線をビヨンビヨンにされた4年間

 

2024年1月24日、藤井風というアーティストがメジャーデビューして4年の歳月が流れた。4年間というと大学生が社会人になるくらいの月日が経ったことになる訳だがそれにしても特濃。

日産スタジアムに一人で寝っ転がったり石狩でバッタを召喚したりパナスタで座禅組んで登場したり紅白でお茶の間を沸かしたりアジアを熱狂に包んでみたり。イケ"散らかす"なんてとんでもないイケ整いまくったMVやかっこゆるい配信で僕らを魅了し、ピアノで声で僕らをHAPPYにしてくれた。

そんな、挙げ続けたらキリがないマイベストモーメントについて語りたい。

え?ベストモーメントが沢山ありすぎだろって?いいんだよ、最高はひとつじゃないよ。

 

1. 藤井風の音楽と出会った瞬間:何なんw

僕、聴いた音楽をシチュエーション別に覚えられるっていう特殊能力持ってましてね。音楽がロケーションや時期に紐づいて記憶されるタイプなので、20年前に新幹線の中でMDウォークマン片手に聴いたわ〜とかも思い出せちゃう。

で、藤井風の音楽を聴いたのはコロナ禍が始まる少し前。職場最寄り駅の踏切近く、縁石の上での出会いだった。Spotifyのプレイリストに入っていた『何なんw』とかいう当時の僕が絶対好きにならないタイトルの楽曲が目に入った。ナニがワラだよヲイと。あぁ、ハイハイハイ。わけーアーティストのコミックソング的なやつね、OKOK一回は聞いてみますよええ。くらいのテンションで再生ボタンを押した僕に電流走る。

「ハ?これやばない!?」

いや、道で実際には言葉を出してないんだがもう心の声ダダ漏れだったと思う。

抜けの良いミドルボイス。なんか方言で歌っていることだけがわかる不思議な歌詞。

そして何より殺られたのはそのグルーヴ。そのレイドバックしたリズムに気持ち良くハマる歌の符割。ハミングやスキャットという言葉にならない音の感覚は当時業界を席巻していた後ろノリのシティポップとはまた違う文脈の始まりを感じさせてくれた。

藤井風を知る前には二度と戻れない、そんな瞬間をはっきりと覚えている。

2. 初めてのご対面:Fujii Kaze "HELP EVER HALL TOUR"

『何なんw』で知り世紀の傑作『HELP EVER HURT NEVER』で心臓ワシワシに掴まれた僕はもう「藤井風のライブに行きたい」ということしか考えられなくなっていた。

直接この両の目に藤井風を収めるまでは死ねん。っていうか藤井風って本当に存在してんのか?その時を迎えた僕は一体どうなってしまうの??

そんなことを考えながら参加したライブがこちらです。あの時聴いた『風よ』は一生忘れないと思う。あとサックスの"Just the Two of Us"も。っていうか全部。

3. 恵みの雨:Fujii Kaze "Free" Live 2021 at NISSAN stadium

水も滴るいい男」とかいう慣用句じゃとても足りないこの日の藤井風。普通であれば避けられるべき雨天を「恵みの雨」と表現し、もはや伝説となったパフォーマンスを披露したのが2021年。

結局全ては捉え方次第。心持ち一つでマイナスはプラスにもなるということを体現してみせた風さん。コロナ禍にあって固くなった僕らの心を解き放つべく開催されたその心意気に惚れるよね。

 

4.一番繰り返し観てる映像:紅白歌合戦のHigher Love

多幸感。女神と天使の共演。最強✖️最強。あんなに人の口から愛が出てるのを感じたことがない。お世辞にも世間に浸透しているとは言い難い『Higher Love』という楽曲とアーティストのパフォーマンス力だけで世界を幸せにしたこの一夜。多分藤井風映像で一番繰り返し観てると思う。

5. 藤井風哲学が初めて肝落ちした日:『まつり』と『ロンリーラプソディ』

理屈じゃなく心でわかる瞬間って綺麗事じゃなくあると思っていて、今まで意味がわからなかった藤井風の発するコアメッセージなるものが少し自分に溶け込んだ瞬間を覚えている。

僕の人生の伴侶、『LOVE ALL SERVE ALL』のリードトラックとしてリリースされた『まつり』。この楽曲、自分にとって初速よりもしばらく時間が経ってからの方が心に沁みた。当たり前に存在するエゴ、肥大し続ける自尊心と虚栄心。上辺のナニカを求めがちな自分に「比べるものは何もない 勝ちや負けとか一切ない」と優しく、芯から語りかけるその言葉に満ちていったのはもう1年以上も前なのね。別になんの記念日とかでもない日常の中での気づきがマイベストモーメントオブフジカゼ。

今までも歌詞を自分に当てはめて浸ったことは数あれど、ここまでお経のように唱えた歌はないかな。

そしてみんな大好きパナスタにて。それまで一切意味がわからなかった『ロンリーラプソディ』がスッと入ってきて自分の解釈が一歩進んだのを覚えている。からの『それでは、』で自分の何かが決壊する音がした。

音楽でしか伝わらないことってあるんだなという感覚を味わった貴重な体験。このパナスタは自分のライブ人生で一番感動した瞬間ではあるが、もう沢山書いたので語らなくて良いかな笑

6. 行けなかったからこそ出会えたもの:Fujii Kaze and the piano Asia Tour 2023

まず言っておきたいのは、めちゃめちゃ行きたかったさ!アジアから始まった藤井風ムーブメントのリアルを感じる機会なんて実際に体験したいのは当たり前ですよ。

しかし、行けないなら行けないなりの楽しみ方を知ることができたのは紛れもない事実。僕の場合は現地Kazetariansがアップしてくれる極上のパフォーマンスを、配信活動を通してみんなで楽しむ事ができるようになった忘れ難い日々。テンポを落とし、大きな声で歌われる『きらり』の映像はみんなで観られたからこその感動の増幅♾️だったね。

そっからほぼ週間配信に近づいて、自分のスタイルも固まってきた。2023年6月が無かったら今の僕は無いね。うん。別ベクトルで自分にとってもベストモーメントの一つに数えたい。

いかがだったろうか

心の琴線に触れるどころではない。もう僕の心のお琴、ビヨンビヨンですよ。しかも現在進行形で糸グルングルンにされてる感覚。書ききれなかったベストモーメントなんていくつあるかわかったもんじゃない。ライジングだって寝そべりだってMV公開だって新曲リリースだってグッズ買えなかった絶望すらも、1秒1秒が大切な瞬間よほんと。

 

改めまして、藤井風さんデビュー4周年おめでとうございます!5刻みならまだわかるけどこんな半端な数字ですらキッカケにしてお祝いしたくなるほどに自分を変えてくれてありがとうだよまったく。

来年は5周年。どんな未来が待っているのか楽しみでしょうがないね。

 

それでは、お元気で。

 

 

 

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