僕はレベル40

心が動いたことをかいていく

【パナスタ考察】藤井風のライブにおける最強の流れが決定しました。

Youtube ”Fujii Kaze LOVE ALL SERVE ALL STADIUM LIVE”より引用

僕の中でな!

という訳で最近配信された秋まつりこと”Fujii Kaze LOVE ALL SERVE ALL STADIUM LIVE”について「曲と曲の流れ」そしてその考察(妄想)に絞って語っていく。

ポッドキャストで聴きたい方はコチラ

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配信観た?

レッツラヴォォォサァヴォォォォ!!!! もうマジで最っ高のパフォーマンスでしたね。

配信直後からかじりつきで観てましたがあの日の記憶が鮮明に蘇り、完全に気力がフル充電された気分です。

MCほぼほぼカットとか不満点がゼロでは無いんだけど、何らかの理由はあったんだろうし「ライブパフォーマンスを魅せる」点に特化して、ありとあらゆるカット割りで構成しきちんと「配信」してくれたチーム風に感謝∞ですな。

 

で、当日から訳5か月が経過して記録は記したもののほぼ映像としては忘れかけていたので見返してたくさんの気づきがあった。

その中でもこれだけは語りたいのが『ロンリーラプソディ』の素晴らしさ、そして続く『それでは、』⇒『青春病』の一連の流れ

白眉というかハイライトというか、どのライブでもアーティストが思いを込めてセットリストを決め、伝えたいメッセージやパフォーマンスのコアになる部分がある。この3曲の流れは自分が観てきたあらゆるライブの流れの中でも最上位クラスに感動した。

 

ロンリーラプソディ

はい、世界一良い曲が決定しました。いや、実際LASAリリース当初一番ピンと来なかったこの曲にここまで揺さぶられるとはな。

1~9曲目のバンド構成を「」とすれば「」にあたるのがロンラプから始まるピアノ弾き語りパート。照明が落とされ、独り静寂と暗闇の中ピアノに向かう風氏。まずこの時点で曲のテーマと対応している。

疲れたじゃろ?ちょっと座ってええで?」の優しい声かけからのピアノ激奏。冷静に何度も聴くとロンラプのイントロに繋がるスケールだとわかる一連の序章を奏でる音。

それにしてもなんて心地良い時間なんだろうか。闇の中でも圧倒的に風だとわかる美しいシルエットも相まってただただ「恍惚」の2文字。この光景を切り取った写真を部屋に飾りたい。そして流れ出すあの芸術的に物悲しく儚いイントロ。オケ音源のメロトロンが重なった瞬間に鼻血が出そうな程感動した。

ノスタルジー?ん-ん。カタストロフィ?いや一番違うわ。

そう、カタルシス。 

流石は人間カタルシス藤井風、また僕を解き放ってくれやがった。まさか自分の人生でピアノ演奏にここまでブチアガル時が来るなんて。ラストの振り返りとキラッキラのスマイルは周りを見渡してもう孤独じゃない=「もう聞こえないロンリーラプソディ」でという意味があるのかしらね。それとも持ち前のファンサービスなのか?

 

「木」の映像

注目して欲しいのはバックの「」の映像が示す意味だ。

今のところの僕の解釈は「時間・季節の経過」、そして「心の満ち欠け」というダブルミーニング。

『ロンリーラプソディ』を聴いて真夏のビーチをイメージする人は多分いなくって、むしろ「孤独感」とか「人恋しさ」とかそういう感覚が、寒い時期にマッチするとは思っていたが、まさに「冬枯れの季節」として演出が始まる。

Netflix ”Fujii Kaze LOVE ALL SERVE ALL STADIUM LIVE”より引用

前半の歌詞「探しても 寄り添う肩はなく ただ単に 飲まれてく 空っぽな人波に 溶けてゆく」に表れるロンリネスと対応している。曲の展開が進むにつれて枝が伸び、葉が生い茂る演出で時間も経過しているとわかるけど、それ以上に「心が満たされていくこと」のメタファーとして「木」をチョイスしたのかなと。実は1曲の中でストーリーに起伏がある楽曲なんだが、綺麗でポジティブなものを取り入れた結果最終的には「ため息は幻… もう聴こえない ロンリーラプソディ」と孤独感は消え去っていき心という名の木は茂ってゆく。

しかし『それでは、』において、一度その葉はすべて枯れ落ちる。「なにもない荒野はこのわたしは」の歌詞と対応してる辺り、相当に考え抜かれた映像演出であるよ。

葉っぱが散ってゆくー Netflix ”Fujii Kaze LOVE ALL SERVE ALL STADIUM LIVE”より引用

この曲においても風の言う「あなた」に会いにゆくことで「わたし」の心が満たされ、「春が来る」⇒その後に葉が生い茂る演出が繰り返される

ちなみに何度か暗く暗転するがここも歌詞の「幾重の闇を超えて」を表現してると推測できる、と。

あのさ、もう泣くしか無いですよね。ムスカもびっくりな目がぁぁぁぁ案件なんですよ。僕の目をどうする気なんやマジで。

最後、『青春病』においてはそのタイトルの通り最初から全開で茂っている。季節で言うと新緑を過ぎ、初夏くらいのもっさもさ。

Netflix ”Fujii Kaze LOVE ALL SERVE ALL STADIUM LIVE”より引用

さらに妄想だが、曲中は生い茂ったこの葉もきっとまたすぐに枯れ落ちてしまう。曲のテーマに通ずる「諸行無常」、「輪廻」、「儚さ」の意味を考えてもきっとそう。巡り巡ってまた「理想の自分に会いにゆく」という壮大な目的に向かうという意味がこの映像とパフォーマンスには込められている。きっとね。

いかがだったろうか

ステージング」という言葉がある。広く且つ奥深い言葉なんだが、超ざっくり、「ライブにおいてオーディエンスをどう魅了し、どう感動させるか」という意味だ。MCの内容やパフォーマンス、曲の流れや演出とかたくさんの要素がある。

僕はライブマニアで洋邦問わず様々なライブを観てきたし、小規模ながら自分自身もステージに立っていたのでこの「ステージング」の大切さは身に沁みている。この点藤井風というアーティストは群を抜いて素晴らしい。巨大化する期待をチーム全体であらゆる手法を用いて「表現」する様に僕は何度も何度も殺られてしまう。

ちなみに、先日千秋楽を迎えたLAATにおいては『死ぬのがいいわ』からの『青春病』の流れが最上であった。実はパナスタと対になっていて、ここにも大きな意味があったりする模様。パナスタだと青く熱く燃え盛る炎が激情の真紅の炎に変わるとかさ。もうやばとしか言えない。

『青春病』はLASA全体においても核になる楽曲なのかなと想像。こういう読み解きという名の妄想最強に楽しいし大好き。

                                                                                                                                           

みなさんが感じた最強の流れがあったらぜひ教えてぷりーず。

それでは、お元気で。

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