どーも↓の記事のVol.2だよ。未読だったらぜひ読んでくださいまし。
それではSALU君についてもっと紹介していくぜーい。
COMEDY
アルバムを一通り聴いたあとに、「あぁ、こいつ、なんか超必死だなぁ」と思って。“こいつ”は僕のことなんですけど、第三者的にアルバムを聴いてみたら「こいつメッチャ真剣だな、ジョークがないな」と。そこが笑えるというか、滑稽というか、喜劇に似てるなと思ったんです。嘘はひとつもないし、真剣に受け取ってもらえるのも嬉しいんですけど、逆にそんな必死こいてるSALUを笑ってもらえたらうれしいなと思って、「COMEDY」にしたんです。
こちらから引用:
逆説的に笑えるという意味でコメディなんて名付けちゃうそのセンスに脱帽。
女子ウケしそうな曲ナンバーワンのこちらを!
パージャマ♪ってこんなんズルイわ!
お子様にも安心して聴かせてあげれますね、奥さん。
ちなみにこのアルバムで一番好きなのはPainkillerという曲なんだが、動画が無いので視聴するなり買うなりして聴いてみてほすぃ。
はなから社会生活不適合者 こんなクソな社会に適合してどうなる?
というリリックが好き。
Good Morning
だいぶリリックが内省的でメッセージ性が強いアルバムになってる。
Nipponia Nipponは特にそうで、最近の「今が良ければそれで良いっしょ!」的な風潮に警報を鳴らしてる。
なあ、みんなは心配じゃないの?この先このままだとマジでヤバいだろ何にもよくなってないのに朝までパーティ今が良ければいいやりたいことだけやりたいとかそれ本気?
かと思えば激ポップでアーバンなtofubeats製のこんな曲もある。
SALU / Tomorrowland (Music by tofubeats)
こ、こんなトラック作ってみてぇぇぇ!
別件だが、そのうち誰でもできるトラック作成講座やりたいと思ってる。
INDIGO
さて、最新アルバムだよ。
アルバム通してよりメロディアスさが増し、フックも本人が歌う曲が増えている。
Dear my friendなんて、もはやマイロの新曲かと思っちゃうくらいだ。
アルバムを締めくくる曲、Butterfly が一番好き。こちらの曲を聴いてもらって御開きとしましょう。
気持ちがレイムじゃ モノホンプレーヤーに成れねぇ
という日本語ラップ史の金字塔、「人間発電所 」のリリックをサンプリングしている所にグッときた。中途半端な気持ちじゃねえよっていう再確認のメッセージと受け取った。
いかがだったろうか
全回含めるとクソ長い記事になってしまった。しゃーないか。
他にも客演してる曲とかも紹介したかったんだが、蛇足やね。ここまで付き合ってくれた皆さんならきっとたどり着けると思うのでぜひ聴き込んでみてほしい。
あと、SALUは茶目っ気あるなあって思うことがいっぱいあって、初聴時にRIPのPESぽい声だなと思ってたらリミックスやってたり、salyuに名前似てるなぁと思ってたらコラボしてたりと、自身を客観視できてんのかなとよく感じる。
あとはライブもっと上手くなってほしーな、なんて
ともかく、刻々と変化している2010年代の日本語ラップシーンをリアルタイムで追いかけられるのは人生で二度とないんで、引き続き楽しんでいきたい。