One feat. JQ from Nulbarich
最近クレさんの調子が良い。いやはや、聴きました、新曲?
曲名にフィーチャリングを付けるか、アーティストにフィーチャリングを付けるか問題を2時間程議論したい気持ちはさておき、今回大アタリだったので書いていきたい。未聴の人はまずはコチラを。(フルで聴きたい方はSpotifyアプリでお聴きくださいまし)
ノッケからNulbarich節全開である。
彼らの曲で一番好きなNEW ERAを思わせるノビのあるJQの声とKeyから曲が始まる。
かと思えば、ギターリフが入っただけですっげークレさんの曲らしくなって笑う。このリフがトラックの命だと思ってて、よく聴くと出だしからフィルターがかったフレーズとして、JQの声裏でずっとリピートされてる。で、ドーンとリフが鳴った後にラップIN!この展開だけで、ご飯20杯おかわりいけるくらい。
そしてクレラップである。
KREVA史上、最も暗い曲とされた存在感。
トラップビートに乗せる内省的とも取れる歌詞。インタビューによると「音楽がつまんない」くらいまでいった状況。
「代表作が無いような気がした」とか・・・んな訳ねーだろ!!と日本中からツッコミを喰らったであろうリリックも、あのKREVAすら、こんな事を思ってんのかと妙に人間臭さを感じた事を覚えてる。曲としては全然好きじゃないが
で、そんな状態を経ての今回のOneである。
あくまで僕的にはだが、ラップは1番が、リリックは2番が好き。
本音は楽したい でも状況はどんどんラフにタフに
平々凡々の軽いパンチじゃ効かない 打ち込むアツい作品
焦燥感を消す超能力なんてなくて はまりそう ドロ沼
それでもいてくれるぜ 協力者 だから俺はここで今日も歌う
基本、心打たれるのはアーティストの情熱がしっかり入ったアツい作品なので、いろんな思いがあってのこの一品なのね。ってまた感動してしまう。
タイトルのOneの意味も「一歩ずつ、一つずつ」という意味の"one by one"と、「個人」を意味する"one"ってな具合に広く取ってる。
One plus one makes one
誰かと誰かが 合わさってまた別の「何か」になるって意味のこの歌詞が本人達の状況をメタ的にも表してて、一番大事なフレーズやなと。
そしてアウトロでの、ライブじゃなくて「音源」にも関わらず、サンプラーボタン連打してる茶目っ気が楽しくやってんなーって思わず嬉しくさせてくれる。細かいけど、ここもポイント高い。
ここまで書いてきたように、歌、トラック、ラップ、メッセージと全てに隙がない一曲がここに完成してる。
正直予想もしてなかったコラボで、一瞬、「合う・・・のか?」って思ってたけど、二人でフルアルバム作って欲しいくらい素敵。盟友、三浦大知とのコラボに勝るとも劣らないコンビがここに誕生や!
【KREVA コメント】
互いに何度も音のやり取りを重ねて、やっと1つの大きな力を持った曲が出来上がりました。ビデオ撮影当日の雨予報も跳ね返して、見所の多い作品になりました。また一緒に歌うのが楽しみです。
【Nulbarich・JQ コメント】
B-BOY PARKでMCバトルをされてた時からのカリスマなので
そんな方と一緒に曲ができるなんて、、って最初はビビり倒してたんですがクレバさんのジェントルなエスコートで、気持ちよく楽しく自然体でいる事ができました。
最初にイメージしてたものを遥かに超えたものになったのも、自分にとってとても貴重な経験をさせてもらえました。
僕にとってもグッとくる曲になりました。宝物が一つ増えました。
引用元:https://rockinon.com/news/detail/188057
いかがだったろうか
こちらロッキンジャパンフェスの映像。KREVAはラップ上手いとかトラックが良いとか色々言われるけど、そのステージング力が最強。場を盛り上げかた、動き方、目線、指の指し方まで一流。まーじでカッコイイ。
あと、ビクターさん、そろそろフル尺でアップする時代ですよ。中途半端が一番ダメ。
来たる9月に最新アルバム"AFTERMIXTAPE"が発売される。クレさんのベストはまだ「心臓」だと思ってる派なので、あの名盤を超える一枚をリリースしてくれる事を期待。超楽しみにしてる!
それではこの辺でアディオース。
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