※中の人です
今日はレベル40らしい記事、あなたが趣味DJになる方法をお届け!
この記事を読んでいる人はDJに対してどんなイメージを持っているだろうか?ぶっちゃけ何をやってるかわからないって人が大半ではないだろうか。
だが逆に考えると、だからこそDJになればちょっとレアな存在になれるってことだ。
今日なり方を紹介する趣味DJとは自分の好きな曲を自宅や身内のパーティでプレイして気持ちよくなる、そのようなもの。その趣味DJのやり方をできるだけ簡単な言葉で書いていく。
僕の思うプロDJとは自分の曲や曲のリミックスを手掛けて、ライブで演奏し、ギャラをもらう人のことであって、
そこを目指している方には一切役に立たない記事なので悪しからず。
ちなみに滅茶苦茶長文だYO!!
※注意
僕のやり方は邪道で独学なので本当のDJになりたければスクールに通うなりクラブに通うなりしてね。ま、邪道も道ということで、僕のやり方でもEDM初心者や全然わからない人にはかっけーー!!って思って貰えると思います。
EDMって何?って人はこんな曲です。
Best Of EDM (NocopyrightSounds) #1 | New Electronic Dance Music
まずはやるとどうなるか、メリット等
1.EDMの本当の楽しさがわかる
EDMってじっくり聴いて楽しむ音楽じゃない。パリピのみなさんよろしくフェスとかクラブとかでお酒飲みながら踊って楽しむ音楽だ。でももう一つ楽しみ方があって、それは自分でMIXしてみること!綺麗なMIXを発見した時の「お前らは出会う運命やったんやな感」や、スムーズに次の曲に繋がった時の「次は俺に任せろ感」を味わうのはDJならではでっせ!
2.ドヤれる
僕も色んな場所でDJをさせてもらったが、まず自分のかけた曲、作ったMIXで人の首を振らせるのはとっても嬉しい。一度かけた曲のリスト全部ください!って言われたことがあったが、「まぁ…いいですよ…」って答えた僕の顔は最高にキモかったと思う。
放送部に所属していた人には特にオススメ!
3.モテる可能性が上る
あくまでも、「可能性が上る」だけなので、あしからず。声をかけるきっかけくらいにはなるよ。頑張って。
4.知らない音楽をたくさん知れる。(知ろうと思うようになる)
DJが曲を知らないと話にならないので、音楽に詳しくなる。ショップでのCD視聴とか、YOUTUBEでプレイリストめぐりが好きな人は向いてるし、逆に好奇心が無い人は向いてないかもしれんね。DJやってなきゃ出会えなかった曲は山ほどある。
最近ではどんどん日本のPOPミュージックに浸透してきているし、ULTRAフェスなんかも大盛況だからプレイする側になるとまた違った視点で楽しめるよ。
自分のミックスを聞きながらランニングしたりするととっても捗る!
最後に本日の記事の主旨をまとめると「PCDJ」で「趣味程度」に「EDMのホームDJ」を楽しむにはどうすれば良いのかを書いていきます。
まずは必要な物
- ノートPC(DJソフトをインストールする必要有)
- PCDJ
- ヘッドホン
- 音源データ
昔はもっと初期投資にお金がかかったらしいんだけど今は2016年。
ハードルはかなり低くなった。(それでも安くはないけどね)
・ ノートPCとDJソフトウェア
僕はMacbook Airでプレイしている。軽くて持ち歩きし易いし、不便だと思ったことは無い。スペックは十分。僕が見た人は全員Macでプレイしていたが、まぁまずは音質が良いのと見た目がカッコイイ。これ大事ね。
他にも安定性とか色々あるのかもしれないが、できればMacにするべし。
無理であればWindowsでも代用可能だが、低スペックすぎると無理なので実際にインストールして試してみよう。
そしてDJソフトをインストールする必要がある。
たくさんのDJソフトがあるが、どのソフトもトライアル版があるので、インストールして試すことをオススメする。
Serato DJ Intro: Serato DJ Intro | Serato.com
Virtual DJ: VIRTUAL DJ SOFTWARE - Download VirtualDJ
Traktor:Traktor : Djソフトウェア : Traktor Pro 2 : デモ版&マニュアル | 製品
上記の内僕がオススメされたのはセラートとトラクター。
この2種は特にたくさんの人たちが使用しているソフト…
なんですが、自分はなんか合わなかったので、上手く解説できませんすいません。
僕が使っているのはVirtualDJなのでそれを解説していく。
Virtual DJの良いところは視覚的に2つの波形で曲の状態を確認できることだ。
2つの波形が重なって表示されるから青の曲と赤の曲がキレイにミックスされているかが非常に分かり易い。
加えて後に紹介する機材との相性がバッチリということもあって、この記事ではVirtual DJをオススメしておく。
・PCDJコントローラー
PCDJとはその名の通りPCに接続して、プレイを行うDJコントローラーのことだ。
僕はDDJ-ERGOとDDJ-WEGO3を持っている。どっちもプロからしたらおもちゃには違いないが、プロでもかなり楽しめる大人のおもちゃだYO♡
今回はより慣れた機材であるERGOについて解説していく。初心者に非常におすすめで今なら2万円台で買える、、、俺が買った時は6万もしたが…
Pioneer / パイオニア Digital DJ-ERGO-V ( DDJERGOV ) DJコントローラー
- 出版社/メーカー: パイオニア
- メディア: エレクトロニクス
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僕はこの動画を見てERGO購入を決意した。だって同じものがあれば同じプレイできるってことだし。
DJ Ravine's WE LOVE ELECTRO mix w/ djay and a Pioneer DDJ Ergo
ERGOは生産停止なので、新品が欲しいならWEGOだ。こちらも近い性能をしているが、なんとiPadやiPhoneでも動くのだ!お好みの方をどうぞ。
少し本格的なものが欲しい場合はコスパ最高のXDJ-RXもおすすめ。
超欲しい!!でも僕には解説不可なのでググレ。超ググレ!
楽器屋さんに行くと触らせてもらえるので、ぜひ一度大きめの楽器屋さんに行ってみよう!
・ヘッドホン
こだわらなければ自分で持っているものでも構わないが5000円くらいの安くて軽いヘッドホンを一つ持っておくと色々捗るよ。
・音源データ
これは自分で気に入ったもののデータを買うなりしてPCに取り込んでおく必要がある。これは後述する。
とりあえず以上挙げたものがあれば準備は整ったも同然よ!!
PCを持っている人で音楽が好きな人は3万円から5万円の投資で新しい趣味が見つかるのだ。迷っている場合ではない、利根川さんにこう言われる前にとっとと行動だ。
一生迷ってろ…!
そして失い続けるんだ…
貴重な機会(チャンス)をっ!
早速楽器屋さんにいくかネットで注文しよう。
MIXの仕組み&練習方法について
・曲をMIXするとは?
画像を見てほしい。
赤の曲は右のターンテーブル、青の曲は左のターンテーブルから音が出ている。
この赤と青の曲を同時に流して音を重ねることをミックスという。
EDMはミックスしてナンボの音楽なので、適当でも良いからガンガン試していくことをオススメする
・BPMをあわせること
BPMとは音楽のテンポのことで、速ければ数値が大きく、遅ければ数値が小さくなる。
上画像の曲名の右にある数字がそれだ。このテンポが合わないと曲ががちゃがちゃになるため同じBPMにあわせるのが基本。EDMの楽曲はBPM128~130のものが非常に多い。
・拍を合わせること
拍とは上の画面の波形で言う、小さな一つ一つの針のこと。
拍を合わせることは最も大事なので、必ず意識するようにしよう。
この拍においては4,8、16、24,32と4の倍数がキーワード!
EDMの楽曲では4の倍数の小節でビルドアップしたり、ブレイクしたり、要は次の展開に行くことが非常に多い。
これを無視して例えばAの曲の9拍目とBの曲の4拍目をMIXしたりすると、拍が合わず気持ち悪くなる。
人は4の倍数で気持ち良くなるようにできているため、まずは4の倍数の拍を意識してMIXを行ってみよう。
この辺りを感覚でわかってくれば、ロングミックスなども綺麗にハマり、まるで最初からこういう曲だという思うようなMIXができあがる。
・PCDJ機器のボタンの多さについて
画像を見てほしい。うわっ!ボタン多い!!って思った人も安心してください。
半分くらいしか使いませんよ。よく使うのはフェーダーと呼ばれるツマミとCUEボタンです。
練習方法について
僕の練習方法は邪道かもしれませんが、まずは人のMIXをコピーすることから始めました。何をしたらいいかわからない人はとりあえず真似ることからはじめてみましょう。
1.CDやYOUTUBE等で好きな曲、MIXを見つける。
今は星の数ほどのMIXCDが出回り、その100倍くらいの量のMIXがWEB上にアップされている。
慣れてくると自分の好きなアーティストやジャンルが分かってくる。
「あぁ、自分はShowtekというアーティストが好きなんだ、なるほど」とか「ほう、これはビッグルームハウスというジャンルなのか」
といった具合にそこから関連する楽曲を辿っていくと自分の好きな曲がドンドン増えていく。まったく良い時代になったもんだよ。
RockやR&Bが好きな人は、EDM remixにした曲も超オススメ。
Googleで「好きな曲名 EDM MIX」でググルベシ!
Queen - We Will Rock You (Devin Martin Tribute Remix)
こういうみんな知ってる曲を中盤くらいにミックスするととっても盛り上がる。
2.見つけた「好きなMIX」を自分で再現してみる
先ほど僕が紹介したMIXを再現するにはどうすれば良いかを説明していく。
ここからの説明は実際に機材を買ってからじゃないとわからないはずなので、上記準備をしてから読んでね(ニッコリ
DJ Ravine's WE LOVE ELECTRO mix w/ djay and a Pioneer DDJ Ergo
まずは彼がトラックリストに載せた曲をダウンロードする。
今は曲目もすべて表記してあることが多いため、それらの曲を探して手に入れてくると良い。
とりあえず前半部分の3曲だけダウンロードして再現してみよう。
手軽さなら上に貼ったようにiTunesで買っても良い。
高音質で音源を買うなら
Beatport: Beatport: DJ & Dance Music, Tracks & Mixes
ミックスを聞くなら
Soundcloud: SoundCloud – Hear the world’s sounds
音質について少し。
WAVやmp3というデータ形式は聞いたことがあるだろう。
詳しい説明はしないがざっくり言えば、WAVは音が非常に良いが、非常に大きいデータである。
mp3は音はそこそこだがデータ量も小さくできるデータである。
(この辺りはググってください。)
CDから取り込む際はitunesで320kbpsを選択して取り込むと、音の良さは十分で小さなクラブくらいだったら問題無いくらいのデータを入手することができる。(説明が欲しい場合はコメント等で教えてください、別記事で書きます。)
それでは曲をMIXして繋ぎ方を説明していく!
音源が手に入ったらVirtual DJに曲を取り込んでみよう。
重要なのが、曲のどこの部分を使っているのかを把握することだ。
DJはフルで曲を流さない、途中でダレるからだ。EDMの楽曲は一部分を切り取って使うようにできている。このため、一番かっこいいところや展開的に美味しい部分をマーキングしておく必要がある。なので上のMIXでいう次の展開に行く部分がどこなのかをまずメモしておこう。
左のターンテーブルに曲(Antidote)をドラッグして実際に曲を取り込むと音を再生できる。で、右のターンテーブルには(Stars Come Out)を取り込んでおこう。
動画では1分20秒付近で曲が変わっているのがわかる。え、わからない?
クロスフェーダー(下のツマミ)が左から右に動いているのがわかるね?これが左の曲から右の曲に移った証拠だ。
趣味DJではこの曲の移行を超簡単にしてある。
手順1.Antidoteの曲の2分15秒のところに「ホットキュー」と呼ばれる印をつけておく。ホットキューボタンの1番に登録すれば1ボタンでそこから曲を頭出しできる便利機能だ。趣味DJではこの機能を超多用する。
手順2.Stars Come Outの曲の30秒のところにも1番のホットキューをつけておく
手順3.AntiDoteの2分15秒の箇所でStars Come Outの1番のホットキューボタンを押す、そうすると曲が混ざりだして違う曲のように聞こえる、これがMIXだ。
手順4.Antidoteの2分45秒の箇所に来たら「クロスフェーダー」を左から右に動かしてみる。これでAntidoteとStars Come Outが綺麗に繋がるはずだ。この、曲の移行によってスムーズに曲を繋いでいくのがDJの仕事のメインなのだ!
この要領で次の曲もスムーズに曲を繋いでみよう。
本当はもっとやることは多いのだが、まずは曲が綺麗に繋がった感覚を覚えて欲しい。
これで「おーっ!!」って思える人は向いてるよ。ドンドンやってみな。
※途中スクラッチが出てくるがここはマストではありません。かっこいいけどね。志の高い人はぜひ練習してみて!
コツがつかめたらエフェクトや、サンプラー等について調べて、曲を飾り付けてあげてね、もっと楽しくなるから。
で、動画を再現できるようになったら次の動画を探すと。
この繰り返しで段々と理解が深まってくるはず。なあに慣れちゃえば楽勝よ。
3.クラブのイベントに行ってみる
ハードルが高い場合もあるが、ぜひクラブに行ってみよう。
今流行っている曲、盛り上がる曲を知ることができるし、自宅のヘッドホンではなく箱で、大勢で、体を動かしながら、爆音で音楽を聴くのは全然違う。あー、こういう曲が流行ってんのか、、とかトラップ苦手だったけど実際に曲聞くと上る↑↑ってのを体験してみよう。
めちゃくちゃ長くなったが、ぶっちゃけセンスも必要だ。僕が必要と思うセンスはかっこいい!!って思う曲を見つけるセンスと見つけた自分の耳を信じることだ。さっきも述べたようにEDMの曲同士で、BPMと拍がしっかり合ってればそうヒドイことにはならない。
最後に持論を
DJのハードルが下がった結果、全体の質が落ちたと言われている。
確かになんじゃコイツというようなプレイをしているDJもいるし、全く自分の心にひっかかって来ないリミックスも多々存在する。
でもボトムへの一定数の流入はなんにしても業界が活気づく、変化を起こしていく良いきっかけになるのではないだろうか。
カジュアル層が興味を持って機材を買い、音源を買い、イベントにも参加し、メーカーやイベンター等がその利益から更なる一手を打って我々を楽しませてくれる。
そうしてプロDJの活躍できる場も増える、といった良いスパイラルが生まれるきっかけにはなるはずだ。
絶対数が増えれば埋もれていくはずだった楽曲を救うことができるかもしれない。
人の曲かけてドヤ顔しやがって!という批判をもらうDJの役割だって重要なのである。
物事には良し悪しがあるんだからその状況に文句ばっか言っててもしょうがない。
まだまだDJという存在のUnderground感は消えていないし、殊日本ではそのアングラ気質と文化がカッコイイDJを生んできた側面もあるだろうが、
陽の当たる場所に出ても、本物は心に残るし、みんな感じ取っていく、キャッチされる、と信じたい。
これから更に盛り上がっていく、伸びていくジャンルだとは思うが今後どのような方向にシーンが進んでいくのか楽しみである。
ま、色々言ったけどEnjoy Music!!ってことで^o^