僕はレベル40

心が動いたことをかいていく

めっちゃがんばる藤井風の新曲『Workin’ Hard』

急にきた。

『grace』以来の藤井風名義の新曲『Workin’ Hard』。

てっきりアジアツアーの最終日あたりにサプライズ発表と思ってたらこのタイミング。 予想外過ぎてガチサプライズになってしまい、朝からとまどうばかり。

まだフルで聴くことはできないけど、あまりにも自分好み過ぎたのでざっと要素を分けて語っていく。

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タイアップ

なんと沖縄で開催されるFIBA W杯の公式テーマソングとのこと。散々匂わせてきたバスケットの香りをここで伏線回収しやがった!バスケやらLAやらコナン君もびっくりの真実はいつも一つ状態。

小さい頃、家のすぐそばにあった輪っかになった木の枝にバスケットボールを入れる練習を何度もしていたことを覚えています。
僕はバスケットボールを極めることは全く出来ませんでしたが、あれから10年以上経った今、こんな形でバスケットボールに関わらせていただける日が来るなんて。恥ずかしいような、でもとってもありがたい気持ちでいっぱいです。
引用:『Workin' Hard』本人コメントより

まずはココ。少年風が、木の輪っかにボールを入れようとしているところなど、想像するだけで萌えじゃくるばかりであるよ。

僕も3回だけだが、プロがしのぎを削るBリーグの観戦をしたことがある。試合自体も面白かったのだが、DJが音楽をかけてアリーナを盛り上げる要素やハーフタイムショーで音楽ライブも有ったりで音楽LOVER的にも楽しめるものだった。

本作はLAで収録した楽曲とのことで、レイカーズの試合も観戦してたりすんのかなーとか妄想してる。NBAはまた一段階かけてるお金と迫力が違うしね。こちらJ.Coleがライブした時の動画。

www.youtube.com

もしかすると実際の試合期間、沖縄のスタジアムでハーフタイムショーで登場とかあるんかなー?あるよなー。

スタジアムでこの曲がかかった時の僕のブチ上がり具合は他の客がドン引きするほどだと思うけどマジで行きたいな。バスケが好きです、風はもーーっと好きですな奴も行ってもいいかしら…

曲について

渋い、いなたい、間違い無い!

まずはプロデューサーがまさかのDJ Dahi

間違い無く全米トップラッパーのケンドリック・ラマ―らを手掛けるDJ・プロデューサーと聞けばHIPHOP感度が高い人は凄さがわかるはず。ドレーやビッグ・ショーンにも関わるガチのガチのHIPHOP畑のDahiがプロデュースしてるということを念頭に置く必要がある。

music.apple.com

 

愛するYaffleプロデュースではないのは大変残念ではあるが、別のタッグも観てみたかったのもまぁ本音。

今回はHIPHOP・R&B、所謂ブラックカルチャーと結びつきの強いバスケットボールを題材にしたということが文脈的にあって、HIPHOPジャンルに足を踏み入れたとしてほぼ間違いないんじゃないかな?

フルで聴けてないたった90秒だが、ヒップホップの基本、ワンループで作成しそこからコードなんかが展開していってるっぽいんですよね。

このオルガンとベースが混ざり合う感じはブラックストリートの”No Diggity”を思い出した。90’s hiphopの金字塔なんでぜひ。

www.youtube.com

 

ただこの渋さ、正直ついていけないファンがいてもまったく不思議じゃない。サビで盛り上がると思いきやダウナーなままビートだけ足される展開とか渋すぎて今までの藤井風楽曲だったらありえないことだし。

疾走感を期待している人は受け付けない可能性も高いがサッカーのW杯でかかるスタジアムロックとはまた文脈が違うんですよと。W杯のアリーナでかかると最高に決まってる。この手の曲は聴き方やロケーションでまったく違う表情を魅せるので色々試してみたいね

歌詞

まずはタイトル『Workin’ Hard』。つまり「めっちゃがんばる

久しぶりに一人称が「わし」に戻って嬉しい限りだが、まず感じたのがサウンド面。「ぼく」と「おれ」と「わし」じゃ言葉としてのスピード感が全然違うのでこの辺り重要ポイント。方言の言い回しがまた熱いが、ここは歌詞がフル解禁されたらまた触れたい。

ここで再度本人コメントを引っ張ってくるが

たくさん努力して道を極めた選手たちのことを想像したり、実際に試合を観に行かせてもらったりして、自分の内側からじわじわと湧き上がるように曲が生まれてきてくれました。

そして制作を進めていくうちに、選手たちだけではなく、この世界で一生懸命に生きる全ての人たちへの愛とリスペクトがどんどん溢れてきました。
この曲で、勝ち負けや、目に見える結果を超えた何かを感じてもらえる手助けができたら、本当に嬉しいです。お互いがんばりましょう。

引用:『Workin' Hard』本人コメントより

まずもって思い出したのは東京五輪の公式記録映画メインテーマ『The sun and the moon』のフレーズ。

You win, and I lose

There’s no difference
What’s the difference?

あなたは勝つ、私は負ける

何が違うというの?何も違わない

明確に勝ち負けが出る試合にあって、更にその先を見据える姿勢は全くブレていないし、「めっちゃがんばっとるわ」、「結果なんぞかったりぃわ」という克己心を表したメッセージが僕に刺さりまくっとる。好き。また自分の中でリフレインしそうなフレーズが出て嬉しい。

英語歌詞の割合も増えて、より世界を照準に入れた楽曲になっとるなぁというのが今のとこの印象だが、全体見渡すと色々な仕掛けがされてそうなので楽しみをとっておく。

いかがだったろうか

風×HIPHOP!!まさに新機軸。新しいジャンルに挑戦するその姿勢こそが”Workin’ Hard”そのものに感じる。

アジアツアーで演奏するのか?いつリリースされるのか?MVは?期待は膨らむばかりだが、全貌を待ちたい!

 

それでは、お元気で。

 

 

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