僕はレベル40

心が動いたことをかいていく

バンコク公演の『死ぬのがいいわ』に魅入ってたら息してなくて死ぬかと思った

僕が観たかったのはコレ!

 

以上です。

 

それでは、お元気で。

 

🔶

 

…まぁ続けるんですけどね。

ただ、これで記事を終わってもいっこうに構わんというのは偽りなき本心で、もしこのパフォーマンスを観ていない人でこんな記事を開いてる暇があったら一秒でも早くこちらを鑑賞するがよろし。(こんな神席からの動画をアップしていただき、本当にありがとうございました。)


もうね…国宝にした方がいいんじゃないかな?言葉も無いどころか言葉が溢れ出てくる。ありがとうありがとうありがとう。

この激アツパフォーマンスには色々な文脈が複合的に絡んでいるんです。

ポッドキャストも聴いてねん⇒

podcasters.spotify.com

タイ公演がアツイ訳

アジアツアーにおいてどの公演でも行けるから一つ選べと問われたら迷わずタイのバンコク公演を選んでいたでしょう。

今回のアジア行脚の大きな目的は世界で注目されるきっかけとなった『死ぬのがいいわ』ムーブメントの発生源であるアジア各国を巡り「直接お礼を言いに行く」ことだ。

これはマネジャーのずっずさんも再三触れていることであるし、当の風さん本人のたっての希望なんだろうな。

そのムーブメントの大元がまさにタイなのよ。タイのTikTokコミュニティでの盛り上がりをきっかけにし、各国に伝播していった経緯を踏まえると今回巡る国々の最重要目的地とも言えるかもしれん。

そんな地での『死ぬのがいいわ』が普通な訳がないよね。

オーディエンスの熱気、そして藤井風の特別なパフォーマンスどちらも特別になる予感しかしない、そんな夜を思い描いていた。

18禁のパフォーマンス

で、実際のパフォーマンスはどうだったのよってとこですが、観ている間、僕はほぼ息をしていなかった。呼吸を止めて100秒あなた真剣な目をしながら画面に食い入っていたので、鑑賞後は息が苦しいわ目はパリパリだわでもう大変。

まずは前曲の『golden hour』が激しく素晴らしくまさに黄金色の時間だったワケだが、今回はアウトロをアレンジ。一度流れを切って『死ぬのがいいわ』のイントロだと理解してからのオーディエンスの歓喜、絶叫たるや。イントロの激奏もいつもとテンポを変えてよりドラマティックにに進化しとるなぁと思ったのも束の間、「ピアノ椅子をステージ中央に動かした」。

何々なにナニ?この演出、知らんぞーー!!と期待が高まる中放った短い言葉。

“ขอบคุณมาก”(コップンマークカップ)=どうもありがとうございます。

そして”This song is for you.”

アジアツアーの目的を果たすべく、現地の言葉でとても丁寧に伝えること。これはできることではありませんよ、ほんとに。

タイの皆さんへ捧げます」という意味合いが含まれているこの言葉、文脈、オーディエンスの反応すべてが熱い。こういう瞬間を見るために音楽を聴いていると断言したい。

そして流れ出すあのイントロ。しかもスペシャルバージョン!そしてこの日一番の絶叫が会場中に響き渡る。この会場の歓喜と熱気でどれだけ彼の楽曲が受容されているのかを肌で理解し、何度観てもほろりときてしまう。

オケ音源のイントロ部分を長回ししていたのはこの絶叫と歌い出しが被らないような配慮なのか、あるいはタイだけの特別仕様なのかはわからんが、とにかくさっきからあらゆる点がスペシャル過ぎてもうどこを驚けばいいのかわけがわからないよ状態。

そしてイントロが終わり重たいベースとトラップビートがインした瞬間に紅いステージに白い光が差し、その表情があらわになる。再度鳴り響く大歓声。ここら辺で激しく心を打ちぬかれているのだが、この間3分も経っていない。永遠のような一瞬のような時間が流れ、ついに歌い出す風氏。

この日は声帯も絶叫調で低音から高音までキレキレだったが、特に注目したのはその「所作」。

決して激しく動いているのではない。先ほどの椅子に大股で座りながら動きは太極拳の達人の如くスローに、立ちそうで立たない、そして妖しく艶やか。溢れ出る色気が凄過ぎて鼻血の血だまりで溺れるとこだった。

これね、演出的にソウル公演から変えた事はピアノ椅子をただ置いただけなんですよ。

しかし立ち上がって歌うだけ、とは全く違う表現となる。椅子が「演劇的な装置」の役割を果たしていると強く感じた。進化が、進化が止まらない。"Fujii Kaze and the piano"というライブスタイルだからこそ、自然で意味がある演出にもうこの時点で全身全霊でブチ上がってしまう。

この『死ぬのがいいわ』、たくさんのアーティストが素晴らしいカバーをアップしているけれど、世界で藤井風を超えられる人はいないだろうなと強く感じた。唯一無二。至高。

 

いかがだったろうか

いや、ほんとに魅入りすぎて興奮して息してなかったんですよね。あぶねー!

冷静に考えるとアジア各国でのライブを毎週楽しめる今ってめちゃめちゃ幸せなことだし、終わったら相当ロスになりそうね。

次のツアー先でWorkin' Hard披露とか、別のツアーが発表されるとか、次の展開への予想と期待が高まるがもう何が起こっても不思議じゃないこの伝説のアジアツアー。パナスタの円盤も発売するしで、ドキュメンタリーも観たいわでてんやわんやな日々がまた幸せ。激務のツアーを走り抜けているチーム風の健康だけには気を付けて欲しいと願っているが、とにもかくにもこの伝説を最後まで見届けたい。

 

それでは、お元気で。

 

(7/7 23:30頃からインドネシア ジャカルタ公演の鑑賞配信やるのでぜひお越しください!)


 

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