熱狂。
あの時間と空間を表す言葉があるとしたらこの言葉しかない。もう10年以上前に観たアクトではあるものの、未だにあの興奮を更新できていない。
Daft Punk
ダフト・パンク(Daft Punk)は1993年にギ=マニュエル・ド・オメン=クリストとトーマ・バンガルテルによってパリで結成されたフランスの電子音楽デュオ
アンダーワールド、ケミカル・ブラザーズ、そしてダフト・パンク。僕が最もダンス・ミュージックを聴いてた御三家。ロックキッズだった僕にも分かり易い形でエレクトロミュージックのかっこよさ、そして中毒性を教えてくれたのはこの3組のアーティストだった。
もはや伝説となったサマソニでのアクトを見れなかったリベンジを果たしたいと思ってたら運良く神戸にも来てくれて、来日公演『DAFUNK FEST』の目撃者になれたのは一生の思い出であり自慢だ。
七色に光る巨大ピラミッド。迫力の重低音と高揚せざるを得ないループミュージック。そう来るか!と驚くほどセンスの良いMIX。具体的に言うとTouch ItからのTechnologicやToo Long-Steam Machine-Around the World-Harder, Better, Faster, Strongerは前半のハイライトだったんだけど、脳から出ちゃいけない分泌物が出てた。多分あれは電子ドラッグ。1番の有名曲、One More TimeからAerodynamicも当然熱いし、Da Funk挟んでリズムをあえて変えてくるのも流石だし、リプライズで最後にOne More Timeに帰ってきてピラミッドじゃなくて本人達がオレンジに光出す演出とかも今だにはっきり思い出せるレベル。
曲と曲が元々一つであったかのように融合し、次々に展開していく様は僕の初めてのエレクトロ・ダンスミュージック体験としては刺激が強すぎた。
もし少しでも興味が出たら、ほぼ同一セトリでのライブ版が出ているのでぜひ。
ヘッドホンかイヤホンで爆音でどうぞ。
2013年にリリースした"Random Access Memories"もリリース当初こそ驚いたけど、今思えばテクノにしてもディスコリバイバルにしてもいつでも5年以上音楽の未来を先取りしてる二人の審美眼には驚くしかない。今思えば、スティーヴィ、ファレル、ナイル・ロジャースとグラミーでコラボしてGet Lucky-Le Freak-Another StarにHarderとAround the WorldをMIXするとかその発想が凄すぎるし完全に神々の遊び。
元々活動が少なかったダフトに解散という概念があったのに驚きだが、多分もう二度と見ることはできないんだと思うと寂しいし万が一、万が一にでも再結成する事があれば何を犠牲にしても行くつもりだし、行った方が良い。
Forever Daft Punk!!
Merci DAFT PUNK!!
二人のこれまでの素晴らしい活動と新しい船出にでっけーDigital Loveあらんことを。