はい、タイトルで終わってます。言いたい事は全部伝えつくしたので、後はこちらをお好きなタイミングで観てね、チェケラ★
・・・では、ブログ記事ってダメですか、そうですか。
さて、今日は"THE FIRST TAKE"(以下TFT)というYoutbeチャンネルについて書いていく。
TFTは2019年に開設されたんだけど、この1年でチャンネルの質的にも投稿動画数的にも最高クラス。
普段音楽にアンテナ貼ってる人は「は?当然でしょ?」ってなるレベルで今日本で一番勢いのあるチャンネルだと思う。
なんなら2本立てで気合入れて書いていくので、好きになってくれると嬉しい。
The First Takeって何よ?
The First Take・・・意味はそのまんま、「一発撮り」。名は体を表す。シンプルイズベスト。そしてこちらは公式の掲げるコンセプト。
白いスタジオに置かれた、一本のマイク。 ここでのルールは、ただ一つ。 一発撮りのパフォーマンスをすること。 それ以外は、何をしてもいい。 一度きりのテイクで、何をみせてくれるだろうか。 一瞬に込められた想いを見逃すな。
チャンネル紹介文より引用
シンプル故にアーティストの創造性が試されるとても良いお題だと思う。
アーティストは前述のコンセプト通り、白い部屋にマイクのみを使い、固定カメラの映像だけで勝負する。
主催は調べた限り、Sonyが運営している模様。
出演アーティストがソニーミュージック所属がほとんどであることと、使用機材がSony製であることからそう推察されるが運営元を大々的にアピールしていない。ここら辺は後述する。
じゃあ何がすごいの?
そんじゃ、なんで僕が激推しするのかを書いていく。
1.歌・演奏がガチ
これ、当たり前そうで当たり前じゃあない。
テレビでは「都合上」、口パクのパフォーマンスが放送されることが多々ある。理由は単純に歌唱力がしょうもないことや、スムーズな企画運営上の問題など様々。
TFTではこれは完全にNO!!!これは僕の完全な主観だが、2017年くらいからリスナーの耳が「本物」を求めるようになってきたように思う。たゆまぬ練習とライブで鍛えた実践力、そして天賦の才。これらを存分に発揮し、オーディエンスをロックすること。必要なのはそれだけ。
アップされてる動画では。屈指のパフォーマンス(と僕が思ってる)こちらをどうぞ。この動画を見てもらえれば、くだらないフェイクパフォーマンス見るならTFT見るわ、となる?なってほしい。なれぃ!!!
2. 番組コンセプトへの共感
小細工無し、失敗してもノーカット取り直し無しでそのまま流す。アーティストの原液飲み干し型チャンネル、TFTです。どうぞよろしく。
クリエイティブディレクターの清水恵介さんは「再現できないからこそ、価値がある。ライブの素の部分に近付けるかを考える中で、一発撮りのアイデアが生まれました」と語る。これには最大級の共感。
ライブ行ってると、失敗したり、トラブルが合った方が盛り上がるよね。
あれはなぜか?
そう、ライブはナマモノだからだ。予定調和なパフォーマンスより、トラブルが起こった時に出る素の表情、そしてどう対応してどう乗り切るのか。ここにアーティスト以前にその人となりが現出する。この一瞬の煌めきを見るためにライブに行くといっても過言ではないのよね。コチラ、その瞬間を撮影した素敵なパフォーマンス。
撮影後のショットかは不明だけど、このサムネの笑顔ヤバない?
このコンセプトを実践するスタッフの皆様には最大級のありがとうを贈りたい。
3.運営を前に出さない
個人的にすごいなと思ってる点。
まず、前提としてほぼすべての出演アーティストがソニーミュージック系列のレーベル所属。
これが何を意味するか。
SONYの看板を掲げ、身内アーティストの販促チャンネルとしての運営する事も選択肢としてはある話だが、そうはしていない。実際勢いのあるソニーであれば、その勢いをアピールし、「いやー、流石SONYさん」と唸らせ、関係者の大人達が満足する世界線もあったと思う。
しかし、そうはしなかった。明確なコンセプトで視聴者目線に立ち、本当に見せたい姿をそのまま映す。これも大人のしがらみで中々できる事じゃあないと思うんだよなぁ。
そして極めつけは系列外のレーベルからも出演している。マカロニえんぴつがその例ね。
まずは自社アーティストでスタートアップし、今後は垣根無きミュージックコミュニティを作り上げていく、とかいう裏コンセプトがあったらもう地の果てまでもついていっちゃうかも。PS5も株も保険も買っちゃう。
4.今熱いアーティストを知ることができる
昔こんな記事を書いた。手前みそだが力作なので読んでよね?ほんとお願いいたします。
要約すると、人は30歳超えたあたりから新しい音楽を探さなくなる、だからこの方法で「音楽的無気力」を吹き飛ばそうぜ!という記事だった。
TFTは間違いなく今聴くべきアーティストを知る素晴らしい機会になる。いわゆる「キュレーションチャンネル」の一つとも言える。出演アーティストは一部例外を除いて20代前後のアーティストが多いこともあり、知らない曲やアーティストに胸を打たれる事が多々ある。
僕が知らなかった曲で一番ハマったのはDISH北村君の『猫』と優里の『かくれんぼ』だ。
DISHは3年前の、しかもシングルでは無い曲がTFTを通して掘り起こされ、あいみょんの作詞作曲という事も広まった、まさにTFTドリームと言わんばかりの爆発。キーが高くて歌えねぇよ・・・あいみょん 。北村くんええ声してるわ。
ええ声繋がりの優里は存在をTFTで認識した。そこらへんのボーカルスクールの先生がYoutubeでがバー動画あげてるみたいな雰囲気なのに声を出したら魔法発動。は?うまいんですけど、ズルいんですけど。ちょっと森山直太朗入った節回しが好み。
とまぁこのように、TFTに出ることがブレイクのきっかけ、あるいは加速装置となり得るってのが分かってもらえると思う。
いかがだったろうか
とりあえず1本目の記事はここまで。
なんなら2本目を書きたいがための助走なので、そん時はもう一回よろしく。
それではアディオス。